2021年 中村元博士23回忌記念講演会 開催報告

令和3(2021)年は創設者中村元博士(1912~1999)の23回忌にあたる年です。
中村元東方研究所では、その年の10月8日(金)、「記念講演会」をZOOMによるオンライン形式にて開催しました。
講師と講演テーマは、釈悟震先生(中村元東方研究所常務理事兼東方学院講師)「いまなお新しい中村元博士の叡智」、および三木純子先生(中村元博士ご息女)「父の23回忌に寄せて」でした。

釈悟震先生は、中村元先生が示した「見義不為無勇也」(「義を見て為なさざるは勇なきなり」)の姿勢を、不遇に見舞われた外国からの研究者を中村先生が支援したエピソードと共に紹介され、また、東方学院の「講師」とはいかなる存在であるか、現代の非常勤講師といった立ち位置とは全く異なる事をお話されました。

三木純子先生には、中村元先生のさまざまな写真と、それに関するエピソードをお聞かせいただきました。
まさにご家族しか知り得ない、中村先生の、研究者としての顔とは異なる一面を知る事のできる貴重な機会となりました。

  

講演会は、80名の出席者を得て、中村元博士をしのび、和やかでしめやかな雰囲気の中、盛会のうちに円了しました。