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中村元東方研究所 |
理事長 |
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前田 專學 |
常務理事 |
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釈 悟震 |
研究員 |
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加藤 みち子 |
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田中 公明 |
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服部 育郎 |
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森 和也 |
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吉村 均 |
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東方学院関西地区教室 |
東方学院講師 |
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今西 順吉 |
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ケネス 田中 |
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遠藤 康 |
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丘山 新 |
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奥住 毅 |
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勝本 華蓮 |
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川﨑 信定 |
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北川 清仁 |
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来馬 正行 |
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佐久間 留理子 |
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釈 悟震 |
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立川 武蔵 |
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龍口 明生 |
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田中 公明 |
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津田 眞一 |
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西尾 秀生 |
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服部 育郎 |
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前田 專學 |
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茨田 通俊 |
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宮元 啓一 |
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山口 泰司 |
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渡辺 章悟 |
連携研究員 |
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渡邊 寶陽 |
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安藤 嘉則 |
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石上 善應 |
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伊吹 敦 |
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岩松 浅夫 |
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遠藤 康 |
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奥住 毅 |
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加藤 純章 |
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金沢 篤 |
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川﨑 信定 |
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菅野 博史 |
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北川 清仁 |
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木村 清孝 |
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倉田 治夫 |
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佐久間 留理子 |
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佐藤 裕之 |
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下田 正弘 |
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新免 光比呂 |
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末木 文美士 |
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勝呂 信静 |
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高橋 尭英 |
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高橋 審也 |
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田上 太秀 |
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竹内 啓二 |
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田辺 和子 |
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田村 晃祐 |
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津田 眞一 |
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西尾 秀生 |
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西嶋 和夫 |
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羽矢 辰夫 |
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日野 紹運 |
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深津 行徳 |
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福士 慈稔 |
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北條 賢三 |
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保坂 俊司 |
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松本 照敬 |
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三友 健容 |
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三友 量順 |
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蓑輪 顕量 |
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宮井 里佳 |
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宮元 啓一 |
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森 祖道 |
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山口 瑞鳳 |
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山口 泰司 |
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山下 博司 |
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四津谷 孝道 |
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渡辺 章悟 |
著書一覧 ケネス 田中
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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アメリカ仏教 |
仏教も変わる、アメリカも変わる |
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著書一覧 横山 紘一
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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唯識の思想 |
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著書一覧 渡邊 寶陽
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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日蓮仏教論 |
その基調をなすもの |
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著書一覧 伊吹 敦
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著書一覧 岩松 浅夫
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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木村清孝博士還暦記念論集 東アジア仏教 |
その成立と展開 |
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著書一覧 遠藤 康
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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加藤純章博士還暦記念 アビダルマ仏教とインド思想 |
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著書一覧 丘山 新
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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仏教の東伝と受容 |
中国Ⅰ 南北朝 |
新アジア仏教史 |
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著書一覧 沖本 克己
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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仏教の東伝と受容 |
中国Ⅰ 南北朝 |
新アジア仏教史 |
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著書一覧 奥住 毅
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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加藤純章博士還暦記念 アビダルマ仏教とインド思想 |
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著書一覧 加藤 榮司
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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現代語訳 南海寄帰内法伝 |
七世紀インド仏教僧伽の日常生活 |
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著書一覧 加藤 純章
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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経量部の研究 |
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著書一覧 金沢 篤
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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木村清孝博士還暦記念論集 東アジア仏教 |
その成立と展開 |
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著書一覧 北川 清仁
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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宗教と救済 |
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著書一覧 倉田 治夫
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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善光寺縁起絵巻:鎌倉・英勝寺蔵せんくはうしゑんき |
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善光寺縁起集成、別巻 |
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著書一覧 来馬 正行
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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そうじで清める心と暮らし |
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著書一覧 佐久間 留理子
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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インド密教の観自在研究 |
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観音菩薩 |
変幻自在な姿をとる救済者 |
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著書一覧 佐藤 裕之
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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仏教と十牛図 |
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著書一覧 釈 悟震
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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改訂 キリスト教か仏教か |
歴史の証言 |
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著書一覧 新免 光比呂
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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祈りと祝祭の国 ルーマニアの宗教文化 |
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著書一覧 鈴木 一馨
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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陰陽道 |
呪術と鬼神の世界 |
講談社選書メチエ |
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著書一覧 高橋 尭英
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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シク教 |
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シリーズ世界の宗教 |
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著書一覧 武田 浩学
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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大智度論の研究 |
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著書一覧 立川 武蔵
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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アジアの仏教と神々 |
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著書一覧 龍口 明生
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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宗教と実践 |
ダルマとヨーガによる解脱への道 |
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著書一覧 東方学院関西地区教室
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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チャンドラキールティのディグナーガ認識論批判 |
チベット訳『プラサンナパダー』和訳・索引 |
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著書一覧 常磐井 慈裕
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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祖師親鸞讃嘆 |
報恩講式と嘆徳文 |
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著書一覧 平岡 昇修
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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サンスクリット・トレーニングⅠ~Ⅲ |
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著書一覧 福士 慈稔
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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新羅元曉研究 |
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著書一覧 北條 賢三
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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語りかけるガンジスの流れ |
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著書一覧 茨田 通俊
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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仏教の修行法 |
阿部慈園博士追悼論集 |
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著書一覧 三友 健容
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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アビダルマディーパの研究 |
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著書一覧 宮井 里佳
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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金蔵論 本文と研究 |
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著書一覧 森 和也
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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神道・儒教・仏教 |
―江戸思想史のなかの三教 |
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著書一覧 森 祖道
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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スリランカの大乗仏教 |
ー文献・碑文・美術による解明ー |
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著書一覧 山口 泰司
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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抄訳 神の生命 |
霊的進化の哲学 |
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著書一覧 四津谷 孝道
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書 名 |
副 題 |
叢書名 |
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ツォンカパの中観思想 |
ことばによることばの否定 |
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著書詳細
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著者名 |
前田 專學 |
書 名 |
インド哲学へのいざない |
副 題 |
ヴェーダとウパニシャッド |
叢書名 |
NHKライブラリー |
出版社 |
日本放送出版協会 |
出版年 |
2000年 |
本のことば日本では、バラモン教・ヒンドゥー教といえば、仏教とまったく関係がなく、日本とは無関係であるかのように理解されているのではないかと思います。本書で目指したことの一つは、日本の中にインドがあるということ、換言すれば、日本の宗教・思想・文化の重要なルーツの一つがインドにあるということに気づいていただくことでした。日本語の中にも、サンスクリット語が、日本の神々の中にも、業・輪廻・解脱などの思想の中にも、バラモン教・ヒンドゥー教が、ひそかに息づいているのです。本書が、読者のインド理解のみならず、日本理解の一助ともなれば望外の幸せです。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
前田 專學 |
書 名 |
ブッダを語る |
副 題 |
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叢書名 |
NHKライブラリー |
出版社 |
日本放送出版協会 |
出版年 |
1996年 |
本のことばゴータマ・ブッダは、一体どのような歴史的・社会的な背景の中に生まれ、どのような思想的・宗教的な土壌の中で育ち、どのような人物であり、どのような生涯を送り、どのような思想をいだいていたのか──このような問いにできる限り答えようとするのが、本書のめざしているところです。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
前田 專學訳 |
書 名 |
ウパデーシャ・サーハスリー |
副 題 |
真実の自己の探求 |
叢書名 |
岩波文庫 |
出版社 |
岩波書店 |
出版年 |
1988年 |
本のことばしばしばインド最大の哲学者とよばれるヒンドゥー教の哲学者シャンカラ(700-750)の教説集。「生と死というワニが出没する輪廻の大海」から脱する道はただ一つ、我が内なる本来の自己アートマンが宇宙の根本原理ブラフマンと同一であるという真理を悟ることにあると説く。表題は「千の詩節からなる教説」の意。本邦初訳。(表紙カバーより) |
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著書詳細
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著者名 |
早島鏡正(東京大学名誉教授)、高崎直道(東京大学名誉教授)、原實(東京大学名誉教授)、前田 專學共著 |
書 名 |
インド思想史 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
東京大学出版会 |
出版年 |
1982年 |
本のことば編集に際しては、きわめて困難ではあるが、一応、古代、中世、近・現代に時代区分して叙述し、従来のインド哲学史で等閑に付されてきた中世と近・現代にも妥当な配慮をするように心がけた。また、中世インド思想の動向を理解するのに不可欠であるにもかかわらず無視されがちであったイスラーム教をも視野に入れ、「ヒンドゥー」思想史ではなく、できる限り、真の意味の「インド」思想史に接近するよう努力した。(前田專學「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
奈良 康明、沖本克己(東洋大学教授)共著、丸山勇(写真家)撮影 |
書 名 |
禅の世界 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
東京書籍 |
出版年 |
2007年 |
本のことば本書は、豊富な写真とともに、禅の歴史をインド、中国、日本にわたって叙述したものである。時間的にもインドの釈尊の仏法から現代の日本ならびに欧米の禅にまで及んでいる。禅をいちおう歴史の流れに沿って叙述しているが、単なる禅の教えと実践の発展の跡を述べるものではなく、極力、「文化史」の観点から禅の世界を浮き彫りにしようと試みたものである。(「序文」より) |
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著書詳細
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著者名 |
奈良 康明編著 |
書 名 |
日本の仏教を知る事典 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
東京書籍〈新装版〉 |
出版年 |
2005年 |
本のことば本書は日本の仏教に関する基本的な知識を提供する事典である。……仏教を生活「文化」としてとらえなければ、現実の「仏教」は十全には理解されないものだろう。本書は、その意味で、仏教を広くとらえている。「仏教の歴史」「宗派と諸信仰」「仏教経典とその思想」「仏教の思想と実践」「仏教の儀礼」「仏教と社会・文化」の各章に含まれる項目の選定や、それぞれの執筆にあたって、極力、仏教を文化としてとらえる姿勢と視座を貫こうと努力したつもりである。(「序文」より) |
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著書詳細
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著者名 |
奈良 康明 |
書 名 |
仏教史Ⅰ |
副 題 |
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叢書名 |
世界宗教史叢書7 |
出版社 |
山川出版社 |
出版年 |
1980年 |
本のことば本書は文化史の立場からインド仏教史の叙述をこころみたものである。……釈尊や代々の指導者たちの悟りとか正しい生活法、思想の営みなども、むろん、仏教の文化にはちがいない。これは旧来、教理学、教理史として研究され、大きな成果をあげている分野である。しかし、これだけが文化ではない。さまざまな別の関心があり得るのであって、例えば仏典に記されている涅槃やそれに基づく正しい生活が、事実としてどう受けとめられていたのだろうか。仏教はカーストのごとき社会階級制度に反対だというが、果たして昔の、そして現代のインドの、仏教徒はカーストなき社会に生きていたのだろうか。祖先崇拝儀礼や死者儀礼、呪術などをどのように受容し、行っていたのか。あるいは隣人のヒンドゥー教徒とはどのようにかかわり、一般のインド人社会の中にどう位置づけられていたのだろうか。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
加藤 榮司、宮林昭彦(大本山光明寺法主)共訳 |
書 名 |
現代語訳 南海寄帰内法伝 |
副 題 |
七世紀インド仏教僧伽の日常生活 |
叢書名 |
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出版社 |
法蔵館 |
出版年 |
2004年 |
本のことば中国仏教史上の玄奘の偉大さは比類を絶しています。その玄奘の輝きがあまりに大きく強いがために義淨の存在がいささか霞んで見えるのも確かな事実です。ただ本書の著者義淨もまた三蔵法師であり、玄奘と同じ時代に同じくインドのナーランダー寺に学んだ後輩留学?蒭(僧侶)でした。そして玄奘の『西域記』や『慈恩殿』が歴史地理書として有益であるのと同じく、義淨の本書『寄帰伝』もまた現地からの報告書、滞在型の観察記録としてそれなりの価値があるのではないかと訳者らは考えています。(「あとがき」より)義浄撰。 |
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著書詳細
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著者名 |
加藤 みち子 |
書 名 |
勇猛精進の聖 |
副 題 |
鈴木正三の仏教思想 |
叢書名 |
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出版社 |
勉誠出版 |
出版年 |
2010年 |
本のことば本書では、鈴木正三における「勇猛精進への帰依」の側面とその活動である「勇猛精進の聖」としての活動に二側面について明らかにする。特に、第一部で論じる「勇猛精進への帰依」という立場は、正三の仏教理解のいわば教理的側面ともいうべきものであり、従来研究が進んでいない領域である。というのも、従来の研究では、江戸時代の仏教者の特色としての「世俗化」という文脈、および江戸仏教の「堕落化」という文脈に引きずられるあまり、その仏教者の仏教理解そのものを検討することが少なかったためではないかと推定される。また、その正三の「勇猛精進」から出てくる活動を「聖」としての活動であると位置づけるというのも、従来は指摘されていないことである。(「序章」より) |
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著書詳細
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著者名 |
鈴木 一馨 |
書 名 |
陰陽道 |
副 題 |
呪術と鬼神の世界 |
叢書名 |
講談社選書メチエ |
出版社 |
講談社 |
出版年 |
2002年 |
本のことば呪法、占法、暦法、そして世界を貫く「気」の体系─。1400年にわたって日本を支配し続けた思想「陰陽道」。その起源・理論から「陰陽師」の活躍の真相まで解き明かす!(表紙カバーより) |
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著書詳細
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著者名 |
釈 悟震訳註、中村元監修、西村公朝挿画 |
書 名 |
改訂 キリスト教か仏教か |
副 題 |
歴史の証言 |
叢書名 |
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出版社 |
山喜房佛書林 |
出版年 |
1998年 |
本のことば今から約120年前の1873年8月26日・28日、当時セイロン(現在のスリランカ)のパーナドゥラー村において、仏教徒とキリスト教徒との間に教義論争が行われた。……今日の私たちは「対話」の時代にいる。仏教徒であれ、キリスト者であれ、それぞれ自らの信仰を深めて行けばよい。それぞれの信仰の根底において、真実に生きる宗教者が、同じ人間として、互いに頷き合うものを共有することは可能だし、それが「対話」というものであろう。そうなってはじめて、異なる信仰、世界観をもつ私たちは、相互に理解し、敬意をはらい、心から手を握りあうことができる。(「訳者あとがき」より)。 |
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著書詳細
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著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
インドにおける曼荼羅の成立と発展 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2010年 |
本のことば本書は、インドで5~6世紀頃に曼荼羅の原形が現れてから、インドで仏教が滅亡する直前に成立した『時輪タントラ』に至るまでの、曼荼羅の成立と発展の歴史を解明することを目的としている。(「序章」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
曼荼羅グラフィクス |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
山川出版社 |
出版年 |
2007年 |
本のことば本書は、韓国ハンビッツ文化財団所蔵の巻子本に基づくチベット系曼荼羅のCGを、一般読者にも利用しやすいコンパクトな図鑑としたものである。カラーページにはCGの曼荼羅を掲載し、その下には一点あたり500字弱の簡単な解説を付した。(「ミトラヨーギンの一〇八曼荼羅」より) |
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著書詳細
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著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
チベットの仏たち |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
方丈堂出版 |
出版年 |
2009年 |
本のことば『チベット文化研究会報』に、チベットの仏教図像に関する連載を始めることになった。……今回一巻の書とするに当たり、原稿の一部を加筆修正することにした。また、釈迦如来・大日如来・十六羅漢の各項目は、連載に含まれていなかったので、別の機会に執筆した他稿を参照しつつ、新たに書き下ろした。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
武田 浩学 |
書 名 |
大智度論の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
山喜房佛書林 |
出版年 |
2005年 |
本のことば私が二十代半ばにして仏教学を志した時の念願は、『大乗仏教思想史上の親鸞』をいつか書いてみたいということであった。そのためには、まず何が必要なのであろうか。そのような問いに対して、それは『大智度論』と『北本涅槃経』の大乗仏教思想史上の地位を明らかにすることであろう、という漠然とした思いが私に生じたのである。その思いに駆られた私の最初の成果が本書である。(「あとがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
田辺 和子訳、中村元監修補注 |
書 名 |
ジャータカ全集2 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社〈新装版〉 |
出版年 |
2008年 |
本のことばパーリ語原典からの完全現代語訳。臨終を迎えたマハースダッサナ王が、嘆き悲しむ王妃たちに対して、一切の形成されたもの(諸行)の無常を説き示す物語ほか120話を収録。(帯より) |
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著書詳細
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著者名 |
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書 名 |
近世仏教思想の独創 |
副 題 |
僧侶普寂の思想と実践 |
叢書名 |
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出版社 |
トランスビュー |
出版年 |
2008年 |
本のことば思想史的に言えば、普寂は前近代の既成教団の僧侶として、近代の先駆けとして広く称揚されてきた富永仲基に対置されてきた。それは確かに分かりやすい図式ではあるけれども、彼らの精神に身を添わせてみれば、鋭く対立すると同時に深く補完し合う、近世思想史上の聖と俗が見えてくる。普寂は富永仲基とならんで、仏教の内なる近代化の起点であり、近代仏教の思想的水源の一つである。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
服部 育郎 |
書 名 |
ブッダになる道 |
副 題 |
『四十二章経』を読む |
叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2002年 |
本のことばゴータマ・シッダッタは、出家して、ブッダになる道を歩んだ。ブッダとなった彼は、その道を進もうとする人たちに、アドバイスとしてさまざまな教えを説いている。つまり、ブッダになる道を説き示したのである。ブッダは言う、その道に向かって歩む人々は教えの実践者であり苦しみの終極をなしとげるであろう、と。仏教とは、ブッダの説いた教えであると同時に、ブッダになるための教えである。それは、人がいかに生きるべきかという実践を説くもので、「道」として捉えることができる。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
堀内 伸二編著、中村元訳、平山郁夫画 |
書 名 |
般若心経手帳 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
東京書籍 |
出版年 |
2010年 |
本のことば本書には以下の特徴があります。第一点は、日本画の最高峰・平山郁夫画伯の画を用いたこと。二点目は、『般若心経』のサンスクリット現代語訳は、学的に最も権威のある中村元訳に拠ったこと。そして最後は、隨意な解釈ではなく、経説を正しく理解できるよう、解りやすい解説を一句一句のすべてに施したこと、です。(「まえがき」より)。 |
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著書詳細
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著者名 |
水上 文義 |
書 名 |
台密思想形成の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2008年 |
本のことば本論では円密一致思想という台密の基本を主題に、初期台密の仏身論に関する仏教学的見地からする研究に加え、中世台密偽疑書の文献学的考察を思想研究と結び、慈円など中世台密の言説を、歴史学・国文学・美術研究・神道研究の成果を踏まえ、また公家の記録や東密や神道の伝承とも連係させて、先行研究に乏しい部分の解明を試みた。(「序論」より) |
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著書詳細
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著者名 |
吉村 均 |
書 名 |
神と仏の倫理思想 |
副 題 |
日本仏教を読み直す |
叢書名 |
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出版社 |
北樹出版 |
出版年 |
2009年 |
本のことば(目次より)第一章「近代の知と神仏」、第二章「伝統的仏教観からの読み直し」、第三章「神と仏の倫理思想史のために」本書はいくつかの大学で日本思想史、日本文化論などの題目でおこなってきた講義や、部分的に活字化した内容を、新たな構想のもとに構成し書き下ろしたものである。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
東方学院関西地区教室編著 |
書 名 |
チャンドラキールティのディグナーガ認識論批判 |
副 題 |
チベット訳『プラサンナパダー』和訳・索引 |
叢書名 |
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出版社 |
法蔵館 |
出版年 |
2001年 |
本のことば本書は東方学院・関西地区教室(大阪府崇禅寺)で平成5年から10年におこなった「チベット語仏典講読」における研究会員諸氏との共同研究の成果の一部である。……本論はいわゆる「帰謬論証派」の見解を述べたものとして知られ、第1章の「緑の考察」はその根本的立場を明らかにした重要な章である。以下にはその中の特にディグナーガの認識論批判を通して帰謬論証の論法を展開した箇所を取り上げ、そのチベット訳テキストと和訳を示し、さらにサンスクリット原典テキストと索引を付した。(西岡祖秀「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
勝本 華蓮 |
書 名 |
座標軸としての仏教学 |
副 題 |
パーリ学僧と探す「わたしの仏教」 |
叢書名 |
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出版社 |
佼成出版社 |
出版年 |
2009年 |
本のことば人はそれぞれ置かれた立場や環境が違う。「こうあるべき」といったら、それができない人はどうなるんだということになる。これだけが正しいと主張するところから、争いが生まれる。それぞれの人にとっての仏教は異なっていていい。だが、世の中には社会に害を及ぼす類の「仏教」もけっこうある。じつは私利私欲を満たすことが目的の個人や団体も仏教を標榜していたりする。始末がわるいのは、その本人または信者があくまでも善意で「自分の信じる仏教」を他人に押し付けることである。仏教では貪瞋痴を三毒とする。愚かなことも煩悩の一つ。多様化した仏教のなかで、自分の信じる仏教が、仏教世界のどこに位置するのか座標軸上での位置を確認することも大事であろう。その資料を提供したいと考えた。(「まえがき」より) |
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著者名 |
川﨑 信定訳 |
書 名 |
原典訳 チベットの死者の書 |
副 題 |
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叢書名 |
ちくま学芸文庫 |
出版社 |
筑摩書房 |
出版年 |
1993年 |
本のことば『チベットの死者の書(バルドゥ・トェ・ドル)』のチベット語原典からの翻訳は、今までに何回か人に勧められたが、その度に煮えきらない返事をしてきてしまった。しかし自分のすべての面での進展にかかわって越えなければならないハードルのようにだんだんに思えてきて今回思いきって筑摩書房のお誘いを受けた。(「初版あとがき」より)平成二年度の東京大学文学部と最近四年間継続の湯島の東方学院におけるチベット語の授業に本書の原典テキストを使用した。この間、学生の諸君と討議し検討した結果として、指摘された誤訳や脱落の改善をなした。(「文庫版あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
近世の仏教 |
副 題 |
華ひらく思想と文化 |
叢書名 |
歴史文化ライブラリー |
出版社 |
吉川弘文館 |
出版年 |
2010年 |
本のことば思想史の中で近世仏教を捉え返す課題は、大きく言えば二つあることになる。第一に、近世を儒教中心に見る見方が本当に適切であるのかどうか。それを検証するには、従来から儒教との関係である程度思想史の中に組み込まれていた国学や神道ではなく、その枠外と考えられてきた仏教を捉え返すことが必要であろう。第二に、思想史の上で、中世と近世の関係をどう見るか、という問題である。従来の思想史は、仏教中心の中世と儒教中心の近世とはまったく切断され、両者の関係について十分に問われることはなかった。しかし、それでは思想史は時代ごとに切り離されたばらばらのものになってしまう。中世から近世へという展開を流れとして把握しようとするには、両者の間で連続している仏教を大きな手がかりとするのが適当であろう。このように、思想史としての近世仏教の考察の重要性は、きわめて大きいものがある。(「近世仏教を見なおす─プロローグ」より) |
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
仏教vs.倫理 |
副 題 |
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叢書名 |
ちくま新書 |
出版社 |
筑摩書房 |
出版年 |
2006年 |
本のことば仏教は過去の文献の中だけにあるのではなく、現に生きて機能している。としたら、どうして今現在の問題を避けて通るわけにはいかない。そのような立場から仏教を研究することを「現代仏教学」と呼ぶとすれば、従来の「古典仏教学」に対して、「現代仏教学」の確立が不可欠になろう。それゆえ、本書で展開するのは、ある意味でこのような「現代仏教学」の試みといってもよい。しかし、仏教に特別こだわるつもりはない。仏教は手がかりであり、それ自体が目的ではない。それを僕は「方法としての仏教」と四でいる。(「第0章 倫理ぎらい」より) |
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
鎌倉仏教形成論 |
副 題 |
思想史の立場から |
叢書名 |
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出版社 |
法蔵館 |
出版年 |
1998年 |
本のことば本書では鎌倉初期の仏教思想を扱う。鎌倉仏教は、日本仏教史の中でも従来もっとも研究史の厚い領域であり、歴史学の分野では顕密体制論、仏教学の分野では批判仏教による本覚思想批判と、今日でもホットな話題に満ちている。本書は、こうした研究史的状況を踏まえ、再検討しながら、法然・明恵、およぶ本覚思想の問題を中心に扱い、鎌倉仏教の新たな動向がどのように形成されてきたかという問題の一端に光を当てようと志すものである。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
田上 太秀 |
書 名 |
ブッダが語る人間関係の智慧 |
副 題 |
『六方礼経』を手がかりに |
叢書名 |
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出版社 |
東京書籍 |
出版年 |
2008年 |
本のことば仏教では種々の人間関係を説いているが、『六方礼経』はその倫理説を体系的にまとめている。ブッダがそこで述べた内容は、人として守るべき教えであり、実生活の指針ともなる教えである。……『六方礼経』は日本ではあまり知られておらず、解説書も知るところでは二、三種類にすぎない。ところが南アジアの仏教圏では有名であり、たとえばミャンマーのビルマ世界仏教協会では英訳の冊子を多くの人々に配布しているほどである。どうしてこの経典が日本仏教界で広く説かれなかったのか不思議でならない。現代の社会や、家庭、個人にかかわって問題になっていることの多くは、この経典の智慧が学ばれていたら、起こりもしなかったであろうし、また解決もできたであろうと思われる。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
田上 太秀 |
書 名 |
仏教と女性 |
副 題 |
インド仏典が語る |
叢書名 |
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出版社 |
東京書籍 |
出版年 |
2004年 |
本のことば仏典においては「女性の成仏は可能であるが、しかし女身のままでは成仏できない」が定説である。これはわが国の各宗派の祖師の間でも常識になっていた。学者のなかには、「古代インドでは女性を蔑視したり、劣等視したりする風潮があったので、仏典に書かれていてもとりわけ問題視することはない」という人がいる。このような発言もその根底には性差別の観念が巣食っているといわなければならない。考えてみるとよい。人としての正しい生き方や男女平等を説くときに、どうして「女性の身体や性格や生まれは不浄で、悪で、悪業の報いである」などの説明が必要だろうか。こんなことばで女性をひとくくりにして蔑視したり、差別したりする姿勢は仏教の崇高な教えを説く聖者にはふさわしくない。本書は仏教を非難する目的で書かれたのではない。他の宗教とは比較にならないほどすぐれた仏教の一部が仏教徒による性差別思想で汚されてきた事例を、文献を通して紹介したものである。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
田村 晃祐 |
書 名 |
最澄 |
副 題 |
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叢書名 |
人物叢書 |
出版社 |
吉川弘文館 |
出版年 |
1988年 |
本のことば最澄は従来の奈良の仏教と対立して、独立した教団をつくろうとし、空海は逆に奈良の仏教と密接な結びつきをもとうとした。そうした相違はあるけれども、両者とも日本の現実に応じ、中国になかった新しい考え方を展開させ、仏教の日本化に大きな役割りを果たしたのである。また、最澄は天台宗を確立したばかりでなく、新しい鎌倉時代の諸宗派の根元を形成したという意味でも、日本の歴史の上に大きな影響を与えた人物といえよう。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
津田 眞一 |
書 名 |
反密教学 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2008年 |
本のことば私は過去の十年ほどの間に、仏教という思想を理解するための言葉をいくつか考え出してきた。読者が本書の中に見出されたであろう〈二重法界〉、〈女性単数のdharmaの無明と明との両極構造〉、〈critical〉、〈行の軸〉、〈criticalityの稜線〉、〈生(レーベン)の被規定性の根拠〉、〈生(レーベン)のジャータカ的解釈〉等の、日頃世間ではあまり見掛けない種類の言葉である。妙な云い方をするようだが、私には近頃、これらの言葉が、私が私の貧しい頭から私の力でしぼり出したものなのではなく、運命から私に与えられたものである様に思われて仕方がないのである。私は仏教学に志し、これまで彼方に存在する筈の仏教の真理を求めて応分の努力を続けてきたつもりであった。しかし、実は私は最初からその真理に包含されており、その真理に導かれて今日まで生きてきた、というのが本当なのではないだろうか。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
西尾 秀生、龍口 明生編 |
書 名 |
宗教と実践 |
副 題 |
ダルマとヨーガによる解脱への道 |
叢書名 |
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出版社 |
ナカニシヤ出版 |
出版年 |
2008年 |
本のことば本書は国際宗教学宗教史学会議の世界大会と日本宗教学会でのパネルで討論して纏めた内容を易しく書き直したものに、山口惠照先生のヨーガの原稿を加えたものである。仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教の修行を倫理的な内容から冥想の実践まで説明しているので、もし読者の方々が望まれるなら、各宗教の冥想実践を実生活に生かすことも可能であると考えている。また副題の中の「ダルマ」という語は、「法」と訳され、ゴータマ・ブッダの説いた真理などを意味するが、インドでは広い意味で使われ、倫理も含んでいる。私たちの宗教の研究が読者の方々の人生を少しでも有意義なものにできれば、幸いである。(西尾「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
西尾 秀生 |
書 名 |
ヒンドゥー教と仏教 |
副 題 |
比較宗教の視点から |
叢書名 |
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出版社 |
ナカニシヤ出版 |
出版年 |
2001年 |
本のことばインドに起源をもつヒンドゥー教と仏教は、兄弟の関係にあると言える。仏教はインドでは十三世紀に滅んだにもかかわらず、広くアジア各地に伝わり世界宗教となった。一方のヒンドゥー教は民族宗教のままインドに留まっているというように、伝播の範囲は随分異なっている。主にこの両者を歴史的に比較することにより、宗教の本質や世界宗教と民族宗教の違いなどを少しでも理解しやすくすることを目指している。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
平岡 昇修 |
書 名 |
サンスクリット・トレーニングⅠ~Ⅲ |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
世界聖典刊行協会 |
出版年 |
1990年 |
本のことば本書は、トレーニング方式で容易にサンスクリット語(梵語)の独習ができるように編集を試みた、最初のサンスクリット入門書である。全課程でサンスクリット語の基本文法と基本単語をマスターすることを目標に置いている。構成は、「基礎トレーニング」、「ポイント」、「トレーニング」、「応用トレーニング」からなり、「トレーニング」と「応用トレーニング」は、同一問題を提示する事によってなるべく双方が解答となるように努めた。(「まえがき」より)。全53課。 |
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著書詳細
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著者名 |
保坂 俊司 |
書 名 |
仏教とヨーガ |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
東京書籍 |
出版年 |
2004年 |
本のことば日本人が行き着いた仏教的修行生活、つまり日常生活において簡便に実践できる救いの道であり、本書でめざす仏教ヨーガの基本姿勢である。その原点は、仏教の開祖ゴータマ・ブッダの教えと行にある。そのめざすところは、ヨーガを通じて近代以降ほとんど失われた「ブッダへの道」を復興させることである。そのために本書では、まずヨーガのもつ宗教性、あるいは宗教としてのヨーガという視点から出発し、インド起源の仏教とヨーガの密接不可分の関係に着目する。そのうえで、仏教を通じてヨーガがどれほど日本人の救済観に影響を与え、安らぎの根源となってきたかを概観してみたい。(「序 仏教ヨーガの提唱」より) |
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著書詳細
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著者名 |
保坂 俊司 |
書 名 |
インド仏教はなぜ亡んだのか |
副 題 |
イスラム史料からの考察 |
叢書名 |
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出版社 |
北樹出版 |
出版年 |
2004年 |
本のことば本書で取り上げたインド仏教末期の時代背景は、まさにインド亜大陸がイスラムの拡大に直面し、宗教的、文化的さらには文明的な危機感を募らせた時代である。さらに、本書で取り上げたテーマであるインド仏教の衰亡は、言葉を代えれば仏教徒は如何にイスラムの拡大に対応したか、という現代的な問題ともオーバーラップする。つまり、武力と宗教的な情熱(現代の原理主義者などが典型)に勝るイスラム教徒の侵攻を前にして、当時のインド社会、特に仏教徒がどのような対応をとったかは、現代社会が直面するイスラムの復興・イスラムの拡大の問題と共通するものである、と筆者は考えている。だからこそ、本書で検討した事柄を単に八世紀以降のインド社会の出来事とせず、日本の問題として考えて欲しいのである。(「改訂版序文」より) |
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著書詳細
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著者名 |
保坂 俊司 |
書 名 |
シク教の教えと文化 |
副 題 |
大乗仏教の興亡との比較 |
叢書名 |
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出版社 |
平河出版社 |
出版年 |
1992年 |
本のことばインドに関する書物は、仏教関係の書物を中心として各分野に渡り夥しい数にのぼる。しかし、本書で扱った7-8世紀以後の、いわゆる中世(便宜的な区分である)以後のそれを扱った書物は意外に少ない。それは、この時代よりインド文化の構図が、ヒンドゥー教とイスラーム教両教の相剋を通じて形成されることとなるために、両者を偏りなく扱わねばならないという難しさをもっていること。それとともに、この時代よりインド文化とイスラーム文化の接触によって、両者を融合した新しい文化が形成され独自の文化形態が生み出されたために、従来のインド研究の問題意識や方法論とは別の観点が必要とされたことにも大きな要因がある。また、仏教の発生地としてのインド認識が基本となっている日本人にとって、仏教の存在が認められなくなった中世以後のインドへの関心が、急速に薄れるということも、この時代を対象とした書物が少ないことと関係していよう。しかし、インド研究の意義が、その魅力が仏教研究にのみあるわけでないことは論をまたないし、現代のインドやパキスタン・バングラデシュの社会を知るためには、中世以後の歴史や文化の研究は不可欠であることは自明のことである。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
宮元 啓一 |
書 名 |
インド哲学七つの難問 |
副 題 |
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叢書名 |
講談社選書メチエ |
出版社 |
講談社 |
出版年 |
2002年 |
本のことばわたくしが目指したものは、インド思想史ではない。思想は考えられた具体的なものごとであるから、文献学と博物学と史学の手法を用いて客観的に整理すれば、きれいな思想史ができあがる。そこには、執筆者の思索の痕跡は残されない。これまでのインド「哲学」史は、じつはすべてインド思想史だったといっても過言ではない。インド哲学研究はインド思想史研究でなければならないというのが、わが国の学問領域の常識なのである。本書でわたくしが試みたのは、この常識から逸脱することであった。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山口 恵照、西尾 秀生、北川 清仁編 |
書 名 |
宗教と救済 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
ナカニシヤ出版 |
出版年 |
1997年 |
本のことばこの国・日本の文化の現状は、戦後の平和・復興の成功のみならず、遡って文化の背景を取り上げるとき、インド(印度)・中国(支那)を含むアジア文化圏の伝統の一環として存続していることは明瞭であり、本書の基本構想はこのことを考慮してまとめられた。また、この構想において本書の論述は企画された。この点、目次によって御諒解いただけると思う。本書のタイトル「宗教と救済」は今日の切実な問題にアピールする意図をもっている。思うにこの国の現状は戦後の平和・復興の余慶に驕り、「宗教」を売り物にする者、「最終解脱者」と称して人をたぶらかし物を取るばかりである似而非宗教者が横行し、寒心に堪えない。よって、宗教における救済とは何かという点にも問題意識を深めるようにして執筆担当者相計り、各論を展開した。(山口「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山口 泰司訳、シュリー・オーロビンド著 |
書 名 |
抄訳 神の生命 |
副 題 |
霊的進化の哲学 |
叢書名 |
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出版社 |
文化書房博文社 |
出版年 |
2009年 |
本のことばタゴール、ガーンディーらと並ぶ近代インドの巨星、シュリー・オーロビンド・ゴーシュの名は早くから〈近代インド最大の哲学者〉として内外に知られ、その著作は激動と混迷の時代にあって人間精神の真の目覚めを求めてやまない多くの人たちによって熱心に読みつがれてきた。けれどもわが国では、一部の限られた人たちを除いたらその名を知る者さえいないというのが、実情である。(「訳者あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
安藤 嘉則 |
書 名 |
中世禅宗文献の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
国書刊行会 |
出版年 |
2000年 |
本のことば表題中の「中世」という語は、本書ではかなり限定的な意味で用いている。歴史的な意味での中世であれば、日本禅宗の楚を築いた栄西禅師や道元禅師の時代を含むのであるが、本書では、日本禅宗史の中でも室町後期から近世初期にかけての公案禅、あるいは代語禅などといわれた時代を対象とする。…中世後期の禅宗研究においては、当時の禅林における室内参禅や提唱といった門弟接化、あるいは在家への化導や葬送儀礼など、さまざまな禅僧の活動を前提にして成立した文献群がその研究対象とされるのであり、やはり下語(著語)・偈頌・香語といった表詮形態をもつ漢語資料も含めた中世禅宗文献全体について、今日綜合的に検討すべき時期にきていると考える。その意味で、本書の研究対象は、「禅籍抄物ではなく、表題のごとく、「中世禅宗文献」とした次第である。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
伊吹 敦 |
書 名 |
禅の歴史 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
法蔵館 |
出版年 |
2001年 |
本のことば本書は「禅の歴史」と題してあるが、その内容は思想史である。執筆の間、私の関心は常に、個々の禅僧や禅宗教団が、社会との交渉の中でいかに思想を形成し、また、いかに社会に働きかけていったかという点にあった。本書の叙述が、「禅」に言及する前に、必ず社会の状況を説明するという形式を採っているのも、そのためである。その点で、禅僧や宗学者が自己の信念の確認を求めて禅の歴史を扱うのとは全く異なるし、歴史学者の書く「禅宗史が教団史を中心とするものであるのとも性格を異にしている。日本では禅を完全に思想史的に扱った本自体、極めて少ないのであるが、中国と日本の歴史を現代も含めて包括的に叙述しようとしたのは、おそらく本書が最初であろう。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
印順著、伊吹 敦訳 |
書 名 |
中国禅宗史 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
山喜房仏書林 |
出版年 |
1997年 |
本のことば本書は、印順著『中国禅宗史―従印度禅到中華禅』(民国六十年〈一九七一〉、正聞出版社、台北)の翻訳である。原書は、胡適、鈴木大拙、柳田聖山などの研究を継承し、綜合したものとして、中国語圏、ならびに欧米専門家の間では広く読まれ、すでに名著としての評価を不動のものにしえいる感があるが、不幸にしてわが国においては、一部の専門家がその中の個々の説を紹介している程度で、その全体については、ほとんど問題にされてこなかった。しかし、本書の魅力は、まさにその全体構造のなかにこそあり、その体系的な叙述には、余人の追随を許さぬものがある。そして、その行間からは、大陸の悠然たる風土の中で、仏教によって陶冶された巨大な人格が滲み出てくるのが感じ取れるのである。そのため、本書は学術書でありながら、決して無味乾燥したものにはなっていない。このような、人格と学問が統一された著作は、日本においては極めて稀れであり、この意味で本書は、学問がいかに進歩しようと、永遠に色あせることのない不朽の名著だといえるだろう。(「訳者あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
法華経入門 |
副 題 |
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叢書名 |
岩波新書(新赤版) |
出版社 |
岩波書店 |
出版年 |
2001年 |
本のことば本書では、膨大な仏教経典のなかで「諸経の王」とたたえられてきた『法華経』を平易に紹介すると共に、その思想の魅力を引き出すように心がけた。常不軽菩薩のあらゆる人々を未来の仏として尊敬するという実践を、『法華経』の核心であると「はしがき」に述べ、本論でも考察を加えたが、この実践を三点に展開させたものが、本書第二部で考察した『法華経』の三種の中心思想である。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
木村 清孝 |
書 名 |
仏教の思想 |
副 題 |
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叢書名 |
放送大学教材(ラジオ) |
出版社 |
国立印刷局 |
出版年 |
2005年 |
本のことば仏教は、世界宗教の一つであるといわれる。確かに仏教葉、これから次第に明らかになるように、世界に広まり、多くの人々に大きな安らぎを与えるという意味において「救い」をもたらしてきた教えである。このことから、仏教を「世界宗教」と呼ぶことには一定の妥当性がある。けれども、仏教は、創造者ないし絶対者としての神格を立てるわけではない。この点からいえば、仏教はキリスト教やイスラム教とは異質であり、西欧的な意味の「宗教」)(L. religio)の枠内にはおさまらない。さらに仏教には、哲学的な側面、倫理思想としての側面などもある。いわば仏教は、「綜合文化」としての性格を色濃く持っているのである。初めに、このことを念頭に置いて、大地を一歩ずつ踏みしめて歩くような気持ちで、これから仏教の思想をしっかりと学んで行ってほしい。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
倉田 邦夫、倉田 治夫編著 |
書 名 |
善光寺縁起絵巻:鎌倉・英勝寺蔵せんくはうしゑんき |
副 題 |
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叢書名 |
善光寺縁起集成、別巻 |
出版社 |
龍鳳書房 |
出版年 |
2003年 |
本のことば「善光寺絵伝展」以来、本書はしばしば『善光寺縁起絵巻』とよばれていますが、これは通称にほかなりません。表紙題箋には「せんくはうしゑんき」と記されるのみであって「絵巻」とはどこにも記されていないのですが、この通称から「絵巻形式の善光寺縁起」であることがただちにわかります。数多ある善光寺縁起諸本の中でも、絵巻形式のものは現在のところ、本書以外には存在を知られていません。文字通りの貴覯書であることから、江戸期以降の善光寺前立本尊御開帳に際しては、必ずと言ってよいほど、いずれかの書肆から善光寺縁起が出版されてきたという先例にならい、本書を刊行するはこびとなったものです。(「後記」より) |
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著書詳細
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著者名 |
佐藤 裕之 |
書 名 |
仏教と十牛図 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
角川学芸出版 |
出版年 |
2005年 |
本のことば本書は、仏教を学ぶためにかかれましたが、仏教を学ぶ目的は、仏教について考え自己について考えることにあります。「仏道をならふといふは自己をならふなり」といわれているように、自己と向き合うことがなければ、仏教を学ぶ意味はありません。二十一世紀の現代に生きる私たちは、今まで経験したことのなかった社会問題、環境問題、生命倫理の問題に向き合っています。それらの問題がどんな問題であれ、人間によって引き起こされる以上、それぞれの人間が自分の問題としてうけとり、自己と向き合い自己を見つめることがなければ、根本的な問題は解決されないように思います。そして自己を見つめる手がかりは、仏教にもとめることができます。(「はしがき」より)第一章「仏教とは何か」、第二章「ゴータマブッダの生涯」、第三章「仏教の思想」、第四章「自己を見つめるー『十牛図』をてがかりとしてー」 |
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著書詳細
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著者名 |
新免 光比呂 |
書 名 |
祈りと祝祭の国 ルーマニアの宗教文化 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
淡交社 |
出版年 |
2000年 |
本のことば本書では、ガラスの上にさまざまな図柄が描かれるガラス・イコン、冬の農村の路上で繰り広げられる儀礼で用いられる仮装用仮面、亡くなった人をユーモアをペーソスで想いおこす墓標、村ごとに異なったデザインと色彩が美しい民族衣装など、ルーマニアに暮らす人々が祈り働くなかで作り上げてきたモノを手がかりに、かの地のキリスト教の信仰と習慣を紹介することにしたい。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
勝呂 信静 |
書 名 |
法華経の思想と形成 |
副 題 |
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叢書名 |
勝呂信静選集第2 |
出版社 |
山喜房佛書林 |
出版年 |
2009年 |
本のことば勝呂信静先生は、唯識学派の研究の専門家として広く知られています。『法華経』に関しても研究論文や著書が多数あります。本書は、学術研究史に掲載されました『法華経』に関連する論文の選集です。(「編集後記』より」 |
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著書詳細
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著者名 |
竹内 啓二 |
書 名 |
近代インド思想の源流 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
新評論 |
出版年 |
1991年 |
本のことばラムモホン・ライ(1774-1833)は、「近代インドの父」であると言われている。彼は近代インドにおける宗教、社会、教育など、あらゆる方面の開拓者であり、インド近代思想の形成について語られるとき、まず第一にその名をあげられるという重要な人物である。ラムモホン・ライの「近代インドの父」というイメージは、ラムモホンの設立したプランモ協会―プランモとは、宇宙の本体ブラフマンに帰依する人のことーが十九世紀から二十世紀初頭にかけて、インドの社会改革、民族運動に重要な役割を果たすようになって現れてきたと思われる。…プランモ協会の事務局長も務めたインドの詩聖ロビンドロナト・タゴールは、東洋と西洋を結びつけることを生涯の仕事とした近代インドの高潔な人として、ラムモホン・ライを第一にあげている。…また、ラーマクリシュナミッションを創設したヴィヴェーカーナンダのラムモホンへの賛辞もこれに劣らない。このように賞賛され、重要視されるラムモホン・ライに関する研究は、インドだけでなく、イギリス、アメリカでも行われている。(「プロローグ」より) |
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著書詳細
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著者名 |
マハトマ・ガンジー著、竹内 啓二ほか訳 |
書 名 |
私にとっての宗教 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
新評論 |
出版年 |
1991年 |
本のことばガンディー師の生涯は、最善をつくして彼の宗教を実践しようとしたものに外ならない。本書は、ガンディー師の宗教のかなり完全な全体像を与えるであろう、ガンディー師の著作やスピーチからの抜粋を読者に提供しようと試みたものである。…今日ガンディー師を通してヒンドゥー教は再生し、平和と非暴力というインドのメッセージは、全人類に経緯を持って傾聴されている。もし、ガンディー師の宗教がインドにくまなく広まるならば、インドは人類を絶滅の危機にさらしている物質主義、貪欲、扮装から、世界を新たに構築する力強い要因となることができるであろう。…彼のよびかけは、他の人々もヒンドゥー教徒になるべきだというものではない。キリスト教徒、仏教徒、イスラム教徒、その他の宗教の信者はそれぞれの宗教の最善の教えに従って生きるべきだというものである。人間はそうすることによってのみ、同胞とともに平和に生き、互いの福祉を増進できる、と期待したのである。(「編者ノート」より) |
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著書詳細
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著者名 |
シベール・シャタック著、日野 紹運訳、ニニアン・スマート監修 |
書 名 |
ヒンドゥー教 |
副 題 |
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叢書名 |
〈21世紀を開く世界の宗教〉シリーズ |
出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2005年 |
本のことば従来、哲学思想にしても、歴史にしても、通史的に、古代から、時には古代文明から順に説き始めることが多いが、本書の場合、先年、インドで一大ブームとなった連続ドラマ『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』のテレビシリーズが冒頭の記述になっている。これには訳者自身驚いたが、これはいま思えば、著者の、今生きているヒンドゥー教を叙述していくのだという宣言なのかもしれない。(中略)ガネーシャ祭りなどの最後に土で作った神像を川へ流す慣わしを、人格的超越神(=対面する神、ガネーシャ神など)が見えない神(=背後の神、人格なき絶対、ブラフマン)に帰入していく象徴とみて、さらっと記述するさま[本書一三五頁]は圧巻である。良書に出会えたという思いである。(「訳者あとがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
松本 照敬 |
書 名 |
密教経典入門 |
副 題 |
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叢書名 |
東書選書119 |
出版社 |
東京書籍 |
出版年 |
1991年 |
本のことば密教経典を広く一般の読書人に紹介したいという念願かなって、本書を刊行するはこびとなった。本書は、密教思想の根幹をなす『大日経』『金剛頂経』『理趣経』と弘法大師の諸論書を解説することによって、難解とされる密教の真髄を一般の方々に理解していただくことを意図している。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
三友 量順著、小林正典写真 |
書 名 |
ブッダの生涯 |
副 題 |
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叢書名 |
とんぼの本 |
出版社 |
新潮社 |
出版年 |
1990年 |
本のことばブッダ(仏陀)は何を求め、何を考え、何を伝えようとしたのだろうか。生誕から入滅まで、80年にわたる生涯の事蹟は、2500年の時を経た今日も、四大聖地あるいは八大聖地として、大切に伝えられている。特派撮影によるそれらの聖地の佇いをグラフで味わい、経典に記されたそこでのエピソードを読みながら、ブッダの説いた教えの核心に触れてみたい。(「カバー折り返し」より) |
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著書詳細
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著者名 |
蓑輪 顕量 |
書 名 |
仏教瞑想論 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2008年 |
本のことばある意味では、仏教の瞑想のなんたるかを本格的に述べたものといえるかもしれません。…今までの仏教研究の中には、仏教を「思想」や「教理」から示そうとした流れが存在していました。それは今も主流として存在しています。…しかし、本書はまったく視点を変えて、仏教を「瞑想」という実践の体系から理解しようとした、初めての試みであるといってもよいでしょう。…この本を読んでくださる方が仏教への理解を深め「瞑想」を通じて自分の「心」を捉え、「安心」に至ってくださることを願ってやみません。(「あとがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
山口 瑞鳳 |
書 名 |
チベット上 |
副 題 |
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叢書名 |
東洋叢書3 |
出版社 |
東京大学出版会 |
出版年 |
1987年 |
本のことば筆者の恩師、R..A.スタン教授は『チベットの文化』と題するすばらしい解説書を、1962年に公刊した。…チベットを訪れたり、住んだことがあってさえも、厖大なチベット語の文献資料を利用しない人やできない人の意見は、所詮、旅行者の目で終わる。彼らは自分のみたところを確かめる方法を持たないからである。逆に「百聞は一見に如かず」という金句の意味を十分服膺したうえで、文献資料になじんだ書斎派が、旅行者から得た百聞をカメラマンの提供する百見につき合わせて吟味すれば、読者に役立つ「読み物」になる可能性がある。とくに一つ一つの事象の裏まで見ないときがすまない人々のためには有用であろう。スタン教授が『チベットの文化』を書いてそのことを実証してみせた。私もそれに倣って、日本にも多い、この種の人々のために、筆者をふくめた日本人の感心の趣きに沿ってチベット人の見方を参考にしながら、旅行者から得られる百聞を吟味してみたい。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山口 瑞鳳 |
書 名 |
チベット下 |
副 題 |
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叢書名 |
東洋叢書4 |
出版社 |
東京大学出版会 |
出版年 |
1988年 |
本のことばわが国では、インド大乗仏教が在家仏教に由来すると広く言われているが、それらの説明とはとうてい結びつかない伝統のあることをご承知いただけただろうか。…歴史に関しては近代と現代の外交関係の史料を欧文の著作中からも引用したが、著述の抜書きを集めて適当に按配してつづりなおしたものではない。また、ダライラマ政権の近世とそれ以前の歴史については、研究の数も限られているので。内外の著作の主張に従ったものより。批判する立場で説いたところが多い。ともあれ、これによって簡略ながらチベットの通史が曲りなりにも初めてまとめられたように思われる。(「あとがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
服部 育郎 |
書 名 |
テーラガーター |
副 題 |
真の心の安らぎとは何なのか |
叢書名 |
シリーズ仏典のエッセンス |
出版社 |
日本放送出版協会 |
出版年 |
2007年 |
本のことば師であるブッダとの出会いや交流、挫折と葛藤、修行を続ける苦労や楽しみ、そして、目的を達成したときの喜びと感動。仏弟子たちのこうした経験のすべてが『テーラガーター』の詩句に反映されている。ひたすら道を求める彼らの熱意はすさまじいものがあり、読む者の心をゆさぶらずにはおかないだろう。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
日本仏教思想史論考 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
1993年 |
本のことば仏教学としてはあくまで周辺分野に過ぎない日本仏教は、しかし他面、日本人としての主体性という面から見れば最も切実な課題である。かつまた、日本の仏教はそれ自体極めて多面的な展開をしていると共に、日本の文化の様々な領域に仏教が浸透しているために、日本の文化のいずれの側面を理解するにも仏教が不可欠の前提となる。その仏教は言うまでもなくインド仏教ではなく、日本に根付いた仏教である。それ故、その解明は仏教学者に課せられた不可避の課題である。こうした点を考えるならば、日本仏教の研究は、仏教学としては周辺領域でありながら、日本人研究者にとって極めて重要な領域で、独自の価値をもっているという二面性があるのである。(「仏教学における日本仏教研究」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
日本仏教史 |
副 題 |
思想史としてのアプローチ |
叢書名 |
新潮文庫 |
出版社 |
新潮社 |
出版年 |
1996年 |
本のことば現在のぼくの主要な問題意識は、日本思想史を全体的に把握するというよりは、仏教に専念し、仏教思想史の流れのなかで日本の仏教思想の位置づけを見たいという気持ちのほうが強い。それは、日本思想史のなかからある断面だけ切り出すことになってしまい、その全体像の把握という点から見れば、必ずしも適切ではないかもしれない。だが、それなりの利点がないわけではない。つまり、世界宗教としてアジア全域に広まった仏教に視点をおくことになり、「日本」という場に閉塞されず、ある意味で外から客観化して「日本」を見ることができるように思うのだ。(「序章にかえて」より) |
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
中世の神と仏 |
副 題 |
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叢書名 |
日本史リブレット |
出版社 |
山川出版社 |
出版年 |
2003年 |
本のことば今日、中世の神仏習合が改めて大きな、そして魅力的な課題として提示されている。そこには、従来常識とされてきた日本宗教のあり方とはまったく異なる雄大で自由な想像力が羽ばたき、合理主義に束縛された近代人の思いもおよばない世界が展開している。そこにこそ、忘れられていた日本の宗教の原像を解明する鍵が潜んでいるといっても過言でない。(「日本宗教の解明へ向けて」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
田上 太秀 |
書 名 |
ブッダの人生哲学 |
副 題 |
「正しく生きる」ということ |
叢書名 |
講談社選書メチエ |
出版社 |
講談社 |
出版年 |
2002年 |
本のことばゴーダマ・ブッダが最初になにを説法し、それが日本仏教のどこと違うかを理解してもらおうと思い、本書を書いた。彼は人々のためになる普遍的なダルマを開示し、それを信じ実行すれば、だれでもブッダになれると教えた。このダルマを信仰すれば実は宗派はいらない。ゴータマ・ブッダが教えた仏教は難しいものではなかった。ブッダになる教えを説いたにすぎない。そのブッダになることがなにかを理解してもらいたい。(「まえがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
田村 晃祐 |
書 名 |
近代日本の仏教者たち |
副 題 |
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叢書名 |
NHKライブラリー |
出版社 |
日本放送出版協会 |
出版年 |
2005年 |
本のことば日本の宗教は、それぞれがそれぞれの歴史に思いをはせ、過去を振り返りながら将来を考えていく必要があります。仏教でいえば、現代に続く近い過去に、混乱の時期を乗り越えて、力強い歩みを見せた明治以後の仏教の歴史があります。この時代に生きた人々の思索のあとを振り返りながら、またそれらの人々の実践の実際を考えていき、仏教の本質をつかむことが、それが未来に生きていくための指針となり得ることを確信しています。本書が仏教の本来の意義、仏教信仰のあり方に思いをひそめ、そして自分自身の生き方の基礎として仏教を信じ実践していく生活に入っていくための一つの拠りどころを与えていくものとなるならば、これにまさることはないと考えております。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
津田 眞一 |
書 名 |
アーラヤ的世界とその神 |
副 題 |
仏教思想像の転回 |
叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
1998年 |
本のことば一旦断念されたこの企画は数年後、出版者の要求によって復活されることになった。そこで私は松本(史朗)氏の批判がそれに向けられた当のものたる本書の第二論文と松本氏への反論としての上記第三論文を残してその内容を全面的に入れ替えて、今では自らそれを〈有の仏教学〉と称するところの私自身の旧来の仏教学が、松本氏の批判を契機にしていわば一種の〈神の仏教学〉であるところの〈開放系の仏教学〉へと転回する、その過程を叙述するものとし、そしてそれに対して改めて『アーラヤ的世界とその神─仏教思想像の転回─』という題を与えたのである。(「本覚思想の実体とその制約─あとがきにかえて─」より) |
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著書詳細
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著者名 |
保坂 俊司 |
書 名 |
イスラームとの対話 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
成文堂 |
出版年 |
2000年 |
本のことばイスラームは近代西洋文明圏に属する日本社会とは、異なる政教一元(タウヒード)社会であり、その理解には根本的な発想の転換が必要である。特に、政治・経済・文化等々、社会を構成する要素の全てが宗教を中心に構成されているイスラーム世界の分析には、従来の学的方法論を越えた、新しい視点が必要である。本書で展開する宗教的価値体系と社会構造、及びその倫理構造の結びつきにおける直接性の再評価という視点は、社会の各構成要素を解体し分析的、純粋培養的に単純化してきた近代の知のあり方に対する、新しい試みとなる。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
保坂 俊司 |
書 名 |
国家と宗教 |
副 題 |
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叢書名 |
光文社新書 |
出版社 |
光文社 |
出版年 |
2006年 |
本のことば宗教と政治、あるいは国家の関係について、キリスト教、イスラーム、仏教、そして神道を中心とする日本思想を鳥瞰的に検討したい。そのスタンスは比較宗教学のもので、特定の価値観に偏ることなく、できるだけ公平にして、先入観を排してこれらを見る、というやり方を心掛けた。さらに、本書では、宗教を社会、さらには文明の構成要因の一つとして切り取るという発想ではなく、比較文明論の立場から宗教を文明全体の中に有機的に位置づけて、文明全体の関係性から宗教と政治の関係に集中するという手法をとった。(「はじめに」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
三友 健容 |
書 名 |
アビダルマディーパの研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
平楽寺書店 |
出版年 |
2007年 |
本のことば『アビダルマディーパ』は大乗佛教との対立期にあった部派佛教諸部派の動向と教学、ならびに大乗佛教の実態を知るうえでも極めて重要なものであるが、今日に至るまでその全文の解読と全体像の解明がなされることがなかった。これが筆者が研究の目的としたゆえんである。(「自序」より) |
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著書詳細
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著者名 |
宮元 啓一 |
書 名 |
仏教かく始まりき |
副 題 |
パーリ仏典『大品』を読む |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2005年 |
本のことばこの『大品』の最初の方、全体の七分の一ほどは、いわば最古の「仏伝」となっています。(中略)私は、ここでは、他の文献との比較対照やらの、いわゆる初期仏教をめぐる伝統的な仏教文献学を用いることはいたしません。『大品』に示されるゴータマ・ブッダのことばは、後世の仏教徒の創作になるものではなく、間違いなくゴータマ・ブッダその人のことばであったという前提に立って読み、仏教学者ならぬ一般の読者の理解に供するかぎりの、あまりうるさくない簡潔さを旨とする解説を試みたいと考えています。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
渡邊 寶陽 |
書 名 |
日蓮仏教論 |
副 題 |
その基調をなすもの |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2003年 |
本のことば日蓮聖人の教義を学ぶことは、それぞれの時代においてさまざまな用語や接近の姿勢に基づいていろいろな呼称でよばれてきた。明治維新以降、宗義、あるいは宗義学などとよばれ、第二次世界大戦を経て「日蓮教学」という呼称が戦後に定着したように思われる。それに対して、本書の題名を『日蓮仏教論』としたのは、かならずしも自覚的でないにしても、変化した関心のありようを、筆者が育てられた時代の雰囲気に沿った表現に素直に従うのもひとつの方法であろうかと愚考したことによる。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
法然著、石上 善應訳・注・解説 |
書 名 |
選択本願念仏集 |
副 題 |
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叢書名 |
ちくま学芸文庫 |
出版社 |
ちくま書房 |
出版年 |
2010年 |
本のことば昭和六十三年(一九八八)に筑摩書房から『日本の仏典3法然選択本願念仏集』が刊行されたが、本書はそれを文庫化したものである、元本の刊行後、法然に関する研究や現代語訳などが数多く出版されており、それらの研究成果を加えた更なる検討をすべきだったが、専心してできないまま「ちくま学芸文庫」に本書が加えられることになった。いささか残念ではあるけれども、『選択本願念仏集』の「往生院本」をできるだけ忠実に出版することが現在においても必要と考え、抜本的な手を加えることなく、本文庫を出版することにした。(「文庫本へのあとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
石上 善應 |
書 名 |
地獄訪問 |
副 題 |
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叢書名 |
大正大学まんだらライブラリー2 |
出版社 |
大正大学出版会 |
出版年 |
2004年 |
本のことば…地獄を借りて、人間社会の縮図が語られて行くところに、その影響力はさらに拡大されていったと考えられるのである。やはり地獄は生きている。いや、いき続けていることになろうか。それにしても、人間はこのような悲しい現実を繰り返さなければならないのであろうかと思わざるをえない、苦しみながら、いつの日か仲良く暮らせる日を本当に待ち望んでいる。宗教者はともすれば、危機意識を唱えるけれども、真実性が希薄化して、ややり、詠嘆的なものと化してしまう。それだけに、自分に言い聞かせて行かなければなるまい。(「あとがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
石上 善應編著 |
書 名 |
浄土宗小事典 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
法蔵館 |
出版年 |
2001年 |
本のことば…悪を犯さざるを得ない人間、一見とりすましていても、腹の中ではまったく別の恐ろしい考えを抱いた人間。そのような救いようのない人間こそ救われなければ、仏の慈悲はありえない。そのためにこそ念仏を唱えないではいられない、愚直な無智なる人びとを、宗教の前面に押し出して、浄土教の真髄を広めた人が法然上人であった。…これほど魅力ある人の教えを私どもは二十一世紀に見直しをすることを願い、現代人への警鐘を打ち鳴らしている教えを知るための資料として、この小事典を提供したいのである。(「はじめに」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
石上 善應 |
書 名 |
おおらかに生きる |
副 題 |
法然 |
叢書名 |
仏教を生きる8 |
出版社 |
中央公論新社 |
出版年 |
2000年 |
本のことば仏教はなぜあるのでしょうか。それは私の生き方がゆたかであり、平安であることを願うからです。また、この『選択本願念仏集』は私自身の生活にあてはめてみて、自分の生き方を探し求めるという、まさに求道の道筋を示す書でもありました。仏教は知識としてふりかざすものではないはずです。しかも宗教は私を救済するものでなかったら無意味となります。(「おわりに」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
石上 善應 |
書 名 |
往生要集 |
副 題 |
地獄のすがた・念仏の系譜 |
叢書名 |
NHKライブラリー |
出版社 |
日本放送出版協会 |
出版年 |
1998年 |
本のことば『往生要集』 といえば、人は華麗なまでに描写されている地獄のすさまじき様相を思い浮かべる。そればかりではなく、ダンテの『神曲』と対比して考える人びとも、また多い。(中略)地獄への関心は、地獄へいたる人間のありかたと読者自身とを交錯させて、いやが上にも地獄を浮き彫りにする。そこに本書の強烈な印象があったことを裏付けている。じつは峻烈なほどの印象を地獄が与えることによって、浄土や天国への誘いがあったはずであるけれども、それらはどうしても影が薄くなった感がするのである。『往生要集』を著した源信は、それでも執拗に浄土へ往生することを求める人間のすがたを追い求める。そこに時代の特色があったことを、やはり、追体験すべきであろう。(「はじめに」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
石上 善應 |
書 名 |
仏教 |
副 題 |
今語りかけるもの |
叢書名 |
大正大学選書15 |
出版社 |
大正大学出版部 |
出版年 |
1996年 |
本のことばインドの仏教が中央アジアの民族と言語に伝わり、さらに漢字文化圏へと移行し、中国から日本へと伝播した。じつに数多いことばによって仏教は伝えられた、各国での伝承は血となり肉となり、土着化がはかられて、現代に至っている。しかし、多様なる民族と多様なる価値観とが、あらためて、仏教そのものに向けられ、仏教徒のあり方が、問われていることも事実である。そのことに、正面から答えていかなければならない。(「序」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
石上 善應 |
書 名 |
仏所行讃 |
副 題 |
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叢書名 |
仏典講座5 |
出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
1993年 |
本のことば仏伝経典の集大成である『仏所行讃』の漢訳はもとより、サンスクリット本、チベット本共に、ゴータマ・ブッダ 讃仰はとくに顕著であるが、ここに記されたとおりに、インドの仏跡から仏伝のレリーフ類を見出すのである。ここで史実のみではなく、仏伝のあり方を考えなおして、人間であって、しかも超人間的ブッダをやはり大事に検討すべきことを教示している。その意味から、アシュヴァゴーシャ(馬鳴)が、実に面々と語るブッダをたたえる記述のすばらしさは、美事な効果を示していて美しい限りである。端麗にたたえあげた『仏所行讃』を原文に近づけて紹介できたならば、本書刊行の意義があるといえよう。(「あとがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
法華文句Ⅲ |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
2010年 |
本のことば本書は天台大師智顗(538-597。実際には新暦の598年に死去した)と弟子の章安大師灌頂(561-632)の合作とも言うべき『法華文句』(『妙法蓮華経文句』)を読み下し、語注をつけたものである。『法華文句』は天台三大部の一つであり、『法華経』の随文釈義の注釈書として、古来、長く読み継がれてきたものである。これまで『昭和新纂国訳大蔵経・宗典部十一』 (訳者不記、1931年、東方書院)、と『国訳一切経・和漢撰述部・経疏部二』(辻森要修訳、1936年、浅井圓道校訂、1980年、大東出版社)とに、訓読訳が載せられている。両者とも半世紀以上も前の仕事であり、現代人にとっては、必ずしも読みやすいものではない。そこで、今回、難解な『法華文句』 を少しでも読みやすくするため、次のような方針で、読みやすい訓読訳と語注を作った。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
法華文句Ⅱ |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
2008年 |
本のことば本書は天台大師智顗(538-597。実際には新暦の598年に死去した)と弟子の章安大師灌頂(561-632)の合作とも言うべき『法華文句』(『妙法蓮華経文句』)を読み下し、語注をつけたものである。『法華文句』は天台三大部の一つであり、『法華経』の随文釈義の注釈書として、古来、長く読み継がれてきたものである。これまで『昭和新纂国訳大蔵経・宗典部十一』 (訳者不記、1931年、東方書院)、と『国訳一切経・和漢撰述部・経疏部二』(辻森要修訳、1936年、浅井圓道校訂、1980年、大東出版社)とに、訓読訳が載せられている。両者とも半世紀以上も前の仕事であり、現代人にとっては、必ずしも読みやすいものではない。そこで、今回、難解な『法華文句』 を少しでも読みやすくするため、次のような方針で、読みやすい訓読訳と語注を作った。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
現代に生きる法華経 |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
2009年 |
本のことば…言うまでもなく『法華経』は過去の古典にとどまるだけでなく、現代の生きた信仰として重視されている聖典でもあります。法華経を生き方の根本に据えたとき、現代の諸問題にどのような応答が可能であるのか、この問題は常に私の心にあります。人類が直面する現代の諸問題は、過去の聖典が成立したときには思いも及ばなかった新しい問題ですから、そのような聖典に具体的な処方箋を期待することはそもそも的外れでしょう。しかしながら、問題を解決するうえで決定的なカギとなるのは、人間の生き方の根本的な転換ではないでしょうか。もしそうであれば、私としては、『法華経』の思想そのものを深く掘り起こしつつ、そこに説かれた仏教的な叡智をくみ取り、現代の諸問題について考え続けていきたいと思っています。 |
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著書詳細
|
著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
法華文句Ⅰ |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
2007年 |
本のことば本書は天台大師智顗(538-597。実際には新暦の598年に死去した)と弟子の章安大師灌頂(561-632)の合作とも言うべき『法華文句』(『妙法蓮華経文句』)を読み下し、語注をつけたものである。『法華文句』は天台三大部の一つであり、『法華経』の随文釈義の注釈書として、古来、長く読み継がれてきたものである。これまで『昭和新纂国訳大蔵経・宗典部十一』 (訳者不記、1931年、東方書院)、と『国訳一切経・和漢撰述部・経疏部二』(辻森要修訳、1936年、浅井圓道校訂、1980年、大東出版社)とに、訓読訳が載せられている。両者とも半世紀以上も前の仕事であり、現代人にとっては、必ずしも読みやすいものではない。そこで、今回、難解な『法華文句』 を少しでも読みやすくするため、次のような方針で、読みやすい訓読訳と語注を作った。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
「法華玄義」入門 |
副 題 |
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叢書名 |
|
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
1997年 |
本のことば本書は、天台大師智顗の講説を、弟子の章安大師灌頂が整理して成った『法華玄義』(『妙法蓮華経玄義』)の入門的解説である。月刊誌『第三文明』に三年余り(1994年1月~1994年十月、1995年2月~1997年5月)連載した文章をまとめたものである。(中略)このような情況において、私は『法華玄義』全体の詳しく易しい解説をねらいとして、本書をまとめた。詳しいという点では相当な分量を執筆したし、易しいという点ではあえて質疑応答形式を採用した。難解な『法華玄義』に少しでも親しみをもっていただくための工夫をしたつもりである。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
法華経思想史から学ぶ仏教 |
副 題 |
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叢書名 |
|
出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2003年 |
本のことば…私は菩薩の行為がニヒリズムを超克したところに成立することに心惹かれたのである。(中略)他者を尊敬するということは簡単なようで、実に難しい。しかも、そのような生き方を日常生活のすみずみにまで浸透させることは至難のわざであろう。しかし、このことを実現しなければ、平和な社会は永遠に来ないであろう。『法華経』には、霊山浄土は「衆生の遊楽する所なり」と描写されている。現実の世界は、これとほど遠い。「人間は幸せになるために生まれてきたんだ」とお互い言えるようになりたいと心底思う。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
法華統略(上) |
副 題 |
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叢書名 |
法華経注釈書集成6 |
出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
1998年 |
本のことば『法華統略』は吉蔵の最後の法華経疏であり、壮年期より晩年にいたるまで『法華経』研究に取り組んだ吉蔵の最後の法華経観を知るうえで欠くことのできない資料である、しかし、吉蔵の法華経疏の中で最も研究の遅れているものであることも確かな事実である。『法華統略』は『大正新脩大蔵経』に収録されておらず、『大日本続蔵経』1-43-1に収録されている。…しかし大日本続蔵所収本には誤写も少なくないので、テキストとしての信憑性がそれほど高くないと思われた。そこで現在その存在が知られている『法華統略』の写本すべてを蒐集し、その比較研究をすることとなった。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
法華経の出現 |
副 題 |
蘇る仏教の根本問題 |
叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
1997年 |
本のことば本書においては、『法華経』が自覚的に釈尊のダンマの悟りを根拠として成立した点を押さえながら、『法華経』全体のストーリーとその中心思想(一仏乗の思想・久遠の釈尊の思想・地湧の菩薩の思想)とを明らかにした。そしてその中心思想がインド・中国・日本においてどのように受容され展開されたのかを明らかにした。特に中国において、一仏乗の思想と久遠の釈尊の思想は、『涅槃経』の仏性と仏身常住の思想と比較され、さまざまな議論が生じたので、この議論の内容を紹介した。(中略)また、『法華経』 の翻訳者である鳩摩羅什の生涯と業績を紹介し、さらに中国における最も有名な『法華経』の研究者であった天台大師智顗の思想の一端を明らかにした。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
法華玄義(上) |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
1995年 |
本のことば本書は天台大師智顗(538-597)の講説を、弟子の章安大師灌頂(561-632)が整理して成った『法華玄義』(『妙法蓮華経玄義』)を読み下し、語注をつけたものである。『法華玄義』は天台三大部のひとつであり、『法華経』注釈書として、古来最も多く読み継がれてきたものである。―現代人にとっては、必ずしも読みやすいものではない。そこで、今回難解な『法華玄義』を少しでも理解しやすくするため、読みやすい訓読文と詳しい語注を作った。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
法華玄義(中) |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
1995年 |
本のことば本書は天台大師智顗(538-597)の講説を、弟子の章安大師灌頂(561-632)が整理して成った『法華玄義』(『妙法蓮華経玄義』)を読み下し、語注をつけたものである。『法華玄義』は天台三大部のひとつであり、『法華経』注釈書として、古来最も多く読み継がれてきたものである。―現代人にとっては、必ずしも読みやすいものではない。そこで、今回難解な『法華玄義』を少しでも理解しやすくするため、読みやすい訓読文と詳しい語注を作った。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
法華玄義(下) |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
1995年 |
本のことば本書は天台大師智顗(538-597)の講説を、弟子の章安大師灌頂(561-632)が整理して成った『法華玄義』(『妙法蓮華経玄義』)を読み下し、語注をつけたものである。『法華玄義』は天台三大部のひとつであり、『法華経』注釈書として、古来最も多く読み継がれてきたものである。―現代人にとっては、必ずしも読みやすいものではない。そこで、今回難解な『法華玄義』を少しでも理解しやすくするため、読みやすい訓読文と詳しい語注を作った。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
法華経の七つの譬喩 |
副 題 |
初めて学ぶ『法華経』 |
叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
1993年 |
本のことば『法華経』には有名な譬喩が多くとかれている。大乗経典が一種のすぐれた宗教文学であることはよく指摘されることであるが、大勢の人々の救済を願う大乗仏教の本質的な特徴として、大乗経典は難解な思想の単なる理論的な説明に終始するのではなく、平易な中にも味わい深い譬喩が豊富に用意されているのである。(略)鳩摩羅什(344-413、または350-409)訳法華経に基づき、七つの譬喩について、それぞれ現代語訳・訓読文を紹介して、読者が譬喩の内容を直接知ることができるようにした。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
菅野 博史訳注 |
書 名 |
一念三千とは何か |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
1992年 |
本のことば本書は第二部『摩訶止観』(正修止観章)現代語訳として、『摩訶止観』の十境十乗観法のうち、十境の第一の陰入界境に対する、十乗の第一の観不思議境を得部分の訳注を記す。そこには、諸法の実相(あらゆる存在の真実の様相)を究め尽くすことを仏道の究極の課題とする智顗が、自己の一瞬の心に焦点を合わせて実相の内的構造を三千世間として表した、いわゆる一念三千説が説かれている。『摩訶止観』の中でも最も重要な箇所である。『摩訶止観』は『大正新脩大蔵経』で百四十頁の大部なものであるが、本書において翻訳したのは、そのなかの七頁で、全体の二十分の一である。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
木村 清孝 |
書 名 |
華厳経を読む |
副 題 |
|
叢書名 |
NHKライブラリー |
出版社 |
NHK出版 |
出版年 |
1997年 |
本のことばここに取り上げる『華厳経』は、仏のさとりの世界とそこにいたる実践の筋道を明らかにする大乗仏教の経典である。その中には、かぎりなく深く広い心の真実が紡ぎ出されている。私は、ふとしたきっかけでこの経典をよりどころとして形成された華厳思想の研究から研究者の生活に入った。いま振り返ってもなぜこうなったのか、よくはわからない。しかし、後悔はまったくない。(略)本書は、1994年4月から毎月一回、一年間にわたってNHKラジオ第二放送の「宗教の時間」で話した内容に手を入れ、構成の仕方も若干変更して、入門書としての体裁を整えたものである。 (「あとがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
木村 清孝監修、宮元 啓一、茨田 通俊、矢島 道彦、木村 隆徳、服部 育郎、山崎 守一、榎本 正明、川口 高風、渡辺 章悟、蓑輪 顕量、藤井教公著 |
書 名 |
仏教の修行法 |
副 題 |
阿部慈園博士追悼論集 |
叢書名 |
|
出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2003年 |
本のことば本書は、慈園師を心から敬愛し、同師への報恩と正法の弘通を願い続けている敦子夫人の発意にもとづいて企画された。主題は頭陀行を含む仏教の修行法とさせていただいた。それは、このテーマが、慈園師の生前のご研究の専門分野をカバーしていると同時に、このような混迷の時代だからこそ誰もに関心を持ってほしい、仏教の基底に関わる重要な問題だからである。(「序文」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
木村 清孝 |
書 名 |
東アジア仏教思想の基礎構造 |
副 題 |
|
叢書名 |
|
出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2001年 |
本のことば本書は、筆者が主に東京大学在任中に発表した論考のうち、華厳経学に関する専門的研究を除く、東アジア仏教についての主要な論文等を集め、引用文の出し方を工夫してより論述を厳密化するなど、一定の加筆・訂正を施して刊行するものである。…その問題意識とは、第一に東アジア仏教は、インド文化圏と比較していえば、東アジア諸地域独特の精神風土に適応する変容ないし変質した仏教ではないかということ、第二に、しかしその仏教こそが独特の魅力ある仏教文化を作り上げ、東アジア世界の多くの人々に安らぎや救いや、あるいは知的満足を与えてきたのではないかということ、そして第三に、東アジア諸地域の仏教の間にはかなり早い時代から深い有機的な関連があり、そのありようを明らかにするためには、より本質的、より基礎的と考えられている問題に焦点をあてて探って行くべきではないか、ということである。(「はじめに」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
下田 正弘 |
書 名 |
パリニッバーナ |
副 題 |
終わりからの始まり |
叢書名 |
仏典のエッセンス |
出版社 |
NHK出版 |
出版年 |
2007年 |
本のことばここで取り上げる経典はパーリ語で記された『マハ―パリニッバーナスッタンタ』です。『遊行経』や『大般涅槃経』などの経名をもって三世紀以降の中国にもいくたびか伝訳されたこの経典は、釈尊の入滅にいたる歴程とそれに関連するできごとを記しています。(略)ブッダの最後の旅のようすを詳細にしるす『マハ―パリニッバーナスッタンタ』はイエスの最後にいたる歴程をえがいた福音書に匹敵する書物として特別な扱いを受けます。(略)この経典は、ことに北伝仏教の流れにあっては、〈阿含〉と呼ばれる、いわゆる小乗仏教の転籍に属しますから、日本をふくむ東アジアにおいては伝統的に取り上げられた形跡はあまり見当たりません。(略)このささやかな著書は百五十年ほどにわたる過去のヨーロッパにおいる貴重な研究成果からさまざまな知見を得、それを基礎としてようやく完成することができたものではありますが、同時にそこに胚胎された問題にも自覚的になって、偏った理解にはいっていの距離をもって叙述を進めました。(「まえがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
下田 正弘 |
書 名 |
涅槃経の研究 |
副 題 |
大乗経典の研究方法試論 |
叢書名 |
|
出版社 |
春秋社 |
出版年 |
1997年 |
本のことば…賢明な視点の発見によって、一挙に涅槃経を解読してみようと高を括っていた筆者は、徐々に基本的な姿勢の誤りに気がつき始めた。涅槃経は明晰な解釈を寄せつけない、しかし、そこには明晰さ以上の何かはっきりとした存在感がある、そこに接近するためには、この経典のことばを一語一語訊ねて歩く努力を重ねるという、ただ一つの道しか与えられていなかった。そして解釈ということを諦めてその道を辿ってみたとき、不思議にも涅槃経は初めてその姿を、この私にだけ親しく現してくれた驚きがあった。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
勝呂 信静 |
書 名 |
ものがたり法華経 |
副 題 |
|
叢書名 |
|
出版社 |
山喜房佛書林 |
出版年 |
1996年 |
本のことば新しい試みとして本書「ものがたり・法華経」を書いてみました。(略)法華経は昔からよく読まれて来ましたので、現在でも解説書が多く出されています。その解説は天台の教義に依るところが多いように見うけられますが、それは当然といえましょう。また、現在の仏教研究の成果を参照している場合もあります。しかしこのような方法によっては法華経の「解説」は分かりますが、本来の法華経の雰囲気はつたわって来ないようです。また法華経が全体として何を表現しようとしているのか、全体のストーリーはどういうものがということも分かりにくいようです。(略)本書は羅什訳「妙法蓮華経」の書き下し文から現代語に抄訳したものですが、法華経の文脈をそこなわない程度においてできるだけコンパクトにして、しかも本来の味わいを出すために物語ふうにして書き換え抄訳しました、そしてむずかしいと思われている天台の解釈や教義は、頭注のところに別にして出し、主として項目によって示しました。これによって読者は本来の法華経の教えと天台の教義を区別して知ることができましょう。(「まえがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
N.G.コウル・シング著、高橋 尭英訳 |
書 名 |
シク教 |
副 題 |
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叢書名 |
シリーズ世界の宗教 |
出版社 |
青土社 |
出版年 |
1994年 |
本のことばこのシク教は、神秘的な宗教体験の後に、唯一絶対であり、不生にして自ずから存在し、時を超越する永遠の真理の御名「サト・ナム」を唱え、その真理を称讃する讃歌を歌い、ひたすらにその真理を尊崇し、その真理の恩寵を信じて、自らの職業に励み、真理への道を示してくれるグルを得て正しく生きれば必ず救われると説き、単なる儀礼や偶像崇拝 苦行やカースト制度のような差別を否定したナーナク(1469-1538)を開祖とする。彼のメッセージは後の九人のグルらに受け継がれ、第一〇代、グル・コンビード・シング(1666-1708)以降、聖典『グル・グラント』がグルとして崇められ、聖典がシク教徒の拠り所となってきた。(略)この翻訳の原文は、シク教の思想とシク教徒の文化を簡潔に、そして適度に詳細にわたって図版を駆使して解説したものであり、シク教の概説書としては、実に分かり易いものであった。その語り口も、あたかも母が己が子に自らの宗教がどういうものであるか、平易に、かみ砕いて説明するような英文で書かれていた。そのニュアンスに、できるだけ近づけようと試みたが、かえってまだるっこい訳文になってしまった観もする。(「訳者あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
高橋 審也 |
書 名 |
浄土三部経を読む |
副 題 |
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叢書名 |
仏典を読むシリーズ |
出版社 |
角川学芸出版 |
出版年 |
2010年 |
本のことば本書のねらいはその浄土教の根本聖典である『浄土三部経』を読み進めることによって、浄土仏教についての基本的理解を得ようとするものである。(略)『浄土三部経』についてはわが国浄土宗や浄土真宗においては膨大な積み重ねがあり、教義的解釈も確立している。しかし、本書では、原文をありのままに読むことをまず基本として、その中で善導や法然・親鸞等がそれをいかに理解し解釈し、独自の思想を確立していったかということについて概観している。(「はじめに」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
西嶋 和夫 |
書 名 |
根本的な中論の歌 |
副 題 |
釈尊の教えは実在論である |
叢書名 |
|
出版社 |
金沢文庫 |
出版年 |
2009年 |
本のことばナーガールジュナの教えは、欧米における観念論と唯物論の対立でもなければ、東洋流の非論理的な神秘主義でもなく、長い人類の歴史の中でも紀元前4~5世紀の頃に釈尊によって始めて説かれた世界の哲学史上でも珍しい実在論である、したがって先ずそのナーガールジュナの教えの概要を、本書を通じて頭に入れて頂くことが、釈尊が説かれた正しい教えを、直接理解して頂くための一番の近道になると考えている。(扉のことばより) |
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著書詳細
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著者名 |
西嶋 和夫訳 |
書 名 |
中論(改訂版) |
副 題 |
|
叢書名 |
|
出版社 |
金沢文庫 |
出版年 |
2006年 |
本のことば訳者が竜樹尊者の「中論」を日本語訳として始めて出版したのは1995年の12月であり、そのとき不遜にもこれが「中論」日本語訳における決定版になると考えていた。しかしその後東京や大阪などの数ヶ所で実際に「中論」の講義を何百回となく続けている間に、誠に申し訳ないことではあるけれども、数ヵ所に亘って重大な誤訳を発見する結果となってしまった。また初版本では飽くまでも訳文が原文の一字一句と全く異ならないことを期したため、訳文が、如何にも日本語として生硬であり、理解し難い部分が少なくなかった。したがって訳者の当然の義務として生まれた著作が、この改訂版である。(「改訂版のはしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
西嶋 和夫 |
書 名 |
弁道話 |
副 題 |
正法眼蔵を語る |
叢書名 |
|
出版社 |
金沢文庫 |
出版年 |
2002年 |
本のことば筆者は一九七八年の六月から台東区の柳橋会館において、株式会社井田両国堂の六十周年記念事業の一環として「正法眼蔵」の講義を始めたのであるが、その全巻が完了した時点で、講義の前の一般解説や講義の後の質疑応答を含めて、講義全体の速記をもとしにした「正法眼蔵提唱録」という著作を出版した。同書は幸いにして多数の読者から歓迎を受け、今日でも市販されているのであるが、それが何分にも全三十四巻という大冊であるため、その一部を抜粋してもう少し読み易い形の著作を出して貰えないかという要望が強かった。処が長年筆者の講義を聴いておられる藤田昌三さんが、上記「正法眼蔵提唱録」の原文とその講義の部分のみ抜粋して、本書の原稿になるような文書を作成してくださった、そこでそれに多少の加筆をほどこしてでき上がったものが本書である。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
西嶋 和夫 |
書 名 |
人も企業もバランスが命 |
副 題 |
正法経営のすすめ |
叢書名 |
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出版社 |
元就出版社 |
出版年 |
2002年 |
本のことば道元禅師がお書きになった著作『正法眼蔵』の中に「山水経」という表題の巻があるが、その冒頭に“而今の山水は古仏の現成なり”という一節がある。これは、「現に我々の現前に展開されている山や川などの自然は永遠の真実を把握された祖師方の言葉が、そのままに具体化したものである」という主旨の言葉である。このことは、道元禅師の思想が、したがって釈尊の思想が、我々の生きている現実世界を徹底的に肯定する考え方であることを示している。(略)日々利潤の追求に明け暮れている実業の世界、経営の世界といえども例外ではない。現に正しい還俗に従って運営されている企業が栄え、正しい原則に従って運営されていない企業が没落するのが、この世界の実情ではないか。(「おわりに」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
西嶋 和夫監修 |
書 名 |
自宅でできる坐禅の心得 |
副 題 |
作法と知識の入門書 |
叢書名 |
|
出版社 |
金園社 |
出版年 |
2001年 |
本のことば禅は、頭で理解するものではありません。見るものでも聞くものでもありません。私たちは日常生活のサイクルの中で、自己と正面から向き合う時間をどれほど持っているでしょうか。そして真の幸福とは一体何なのでしょうか。坐禅はそのことを、具体的な方法で指し示してくれています。本書は、私たちの日常生活の中で、自宅で実践できる坐禅をご紹介いたします。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
西嶋 和夫 |
書 名 |
真字正法眼蔵提唱上巻、一 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
金沢文庫 |
出版年 |
1991年 |
本のことば道元禅師が書かれた著作の一つとして、「正法眼蔵」があることは、広く知られている。しかし、道元禅師には、同じく「正法眼蔵」という表題をつけて全く別個の著作がある。これは通常「公案」と呼ばれている主として中国の祖師方の仏教哲学に関する問答を集めた著作であるが、和文で書かれた「正法眼蔵」と区別するため「真字正法眼蔵」と呼ばれている。(略)禅師が「公案」を坐禅の修行とは直接の関係を持たせず、しかも仏教哲学が含んでいる原則を論理的に説明する例話として理解されたということである。(「はしがき」より) |
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著書詳細
|
著者名 |
羽矢 辰夫 |
書 名 |
スッタニパータ |
副 題 |
さわやかに、生きる、死ぬ |
叢書名 |
シリーズ仏典のエッセンス |
出版社 |
NHK出版 |
出版年 |
2007年 |
本のことば『スッタニパータ』は現存する仏教経典のなかで最も成立が古く、歴史上に実在したゴータマ・ブッダ(釈尊、お釈迦さま、紀元前463-383)のことばに最も近い経典であるといわれています。(略)『スッタ二パータ』の全体は五章、七二経、一一四九詩で構成されています。物語としての一貫性はなく、体系的でもありません。また、素朴でなまなましい表現が多くみられ、けっして洗練されているとはいえません。しかし、それだけにかえって、最初期の仏教のあり様がそのまま伝わってくるような感じがします。(略)本書は、そのような『スッタ二パータ』のなかから、思想のエッセンスを抽出しようという試みです。それは同時に、ゴータマ・ブッダの思想のエッセンスを考えることでもあります。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
羽矢 辰夫 |
書 名 |
ゴータマ・ブッダの仏教 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2003年 |
本のことば人間はなぜ死を恐れるのか、人間はなぜ殺しあうのか、人間はなぜ環境を破壊するのか、などの現代的かつ普遍的課題を根源的に解決するためのヒントは、ゴータマ・ブッダが残したメッセージ、そして仏教のなかにあります。しかし、さまざまな理由によって、そのことは私たちによく理解されないまま、今日にいたっています。本書は、ゴータマ・ブッダの仏教への理解をより深めるために書かれました。時代にふさわしいコスモロジーとしての仏教があらためて創造されるきっかけになれば幸いです。実際には仏教という名称でなくてもよいのです。多くの人が目覚めて、ブッダになるという方向性が大切だと思います。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
羽矢 辰夫 |
書 名 |
ゴータマ・ブッダ |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
1999年 |
本のことば日本の仏教に現われる大序仏教のブッダ(仏)たちは歴史上に実在したブッダではありません。歴史上に実在したゴータマ・ブッダもお釈迦さまと呼ばれて、大乗仏教のブッダと同じように絶対的な超越者として崇拝の対象になっています。だから、ゴータマ・ブッダがわたしたちと同じ人間としてどのように考え、何を悩み、どのように行動したか、が身近に感じられないのではないかと思っていました。(略)本書は、「歴史のブッダ」と題して、月刊誌『ナーム』に平成七年一月号から平成九年十二月号まで、三年間にわたって連載されたものを基礎にしています。単行本にするにさいしては、書き下ろしにちかい修正をおこないました。まだまだ残された問題はありますが、本書をきっかけにして、もっと議論がなされ、ゴータマ・ブッダについての真実がより深く考察されることを願っています。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
深津 行徳編著 |
書 名 |
人文資料学の現在1 |
副 題 |
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叢書名 |
立教大学人文叢書1 |
出版社 |
春風社 |
出版年 |
2006年 |
本のことば文学や歴史、哲学など、人文学の分野で用いられる資料には、人々の肉声がある。そして、それがどのような声かを聞き分けるのが資料学者の仕事だ。(略)人文資料学とは、資料のテクストだけではなく、それの置かれたコンテクストを探るたびでもある。本書は、どのような声であれ、人々の生身の声に耳を傾けたいと願い人々、ふだん資料になじみのある方でもそうでない方でも、そういう人たちに読んでいただきたくて編まれたものである。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
深津 行徳編著 |
書 名 |
古代文字資料の中心性と周縁性 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春風社 |
出版年 |
2006年 |
本のことば本書のテーマを、古代史料をめぐる「中心性と周縁性」としたのは、ひとつには、このような発掘記録史料に付きまとう史料価値上の「周縁性」の固定観念に、われわれがいかに長らく扼されてきたか、あるいは現在も捕らわれ続けているか、常に念頭に置くことにすれば、異なる文化圏の研究者間にも、一種の共感のようなものや、相互理解の基盤がうまれるのではないか、と目論んだことによる。(「序」より) |
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著書詳細
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著者名 |
福士 慈稔 |
書 名 |
新羅元曉研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
大東出版社 |
出版年 |
2004年 |
本のことば日本仏教には韓国仏教の影響が強く見られる、特に元曉の影響が強くみられる、とは良く言われることである。では、その影響とは、どのようなものなのか、何をもって影響がみられるとされるのか、また韓国ではどうなのか、中国ではどうなのか、それらの疑問が本研究の出発点であった。…今までの伝記・著述目録・思想研究の成果を総合し、それら先行研究の限界を確認しながら、各国各時代に於ける諸師の元曉著述の引用の整理という手法を以て、元曉研究のための基礎的な大きな枠組みを作ろうとしたのが本研究である。(「結語」より) |
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著書詳細
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著者名 |
北條 賢三 |
書 名 |
語りかけるガンジスの流れ |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
文芸社 |
出版年 |
2009年 |
本のことば何といっても、インドで得たことで今日までを貫くものは何かと言えば、「祈る心」と言ってよいでしょう。敬虔な祈りを教えられた眼で帰国後の母国の生活を見ると、そこかしこも悲しい情景ばかりでしたが、思いがけず美しい祈りの場面に出くわし、今も眼底に焼きついています。それは私どものご本山、奈良の長谷寺でのことでした、早朝暗いうちに行われる勤行に、大勢の方々が下からお参りに登って来られて、礼拝したり読経したりしては本堂の回りをぐるぐると数珠を手繰りながら歩いている姿を見たことでした。(略)そんなインドの生活の中で驚いたり感じたりしたことについて、身近な出来事を中心にお話申し上げたいと思います。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
松本 照敬 |
書 名 |
ラーマーヌジャの研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
1991年 |
本のことばインドには、文明が勃興して以来、数多くの宗教、哲学思想が興亡し、渦巻いた。滔々たるインドの思想潮流の中にあって、ウパニシャッド文献に淵源を発して本流を形成し、今日まで連綿と流れ続けてきたのはヴェーダーンタ哲学である。インド的な思惟方法は、周辺諸国にさまざまな形で影響を与えてきたが、その根底をなすものを知るためには、ヴェーダンタ哲学が展開した思索の跡を尋ねなければならない。(「序論」より)ラーマーヌジャは、11世紀から12世紀にかけて南インドで活動したヴェーダーンタ学派の思想家、ヴィシュヌ教の宗教家である。本書は、哲学と信仰との融合を試みたラーマーヌジャに関わる諸文献を読解し、彼の生涯と思想とについて少しく検討した結果をまとめたものである。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
三友 量順 |
書 名 |
インド花巡礼 |
副 題 |
ブッダの道をたどって |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
1996年 |
本のことば本書に登場する仏典の華花は、大本山・小湊誕生寺、新本堂の格天井に納められることになっている。小湊誕生寺は、日蓮聖人、ご誕生の霊跡である。それは教義を超えた霊域として、新たな復興を発願された、片桐日泉貫首の意見でもある。(略)誕生寺新本堂の格天井には、八十五枚・七十五種の仏典の華花が納められる。釈尊にまみえ、法を聴聞する喜びを得たひとびとに、仏典の華花は、天上界の散華となって、降り注ぐことだろう。(「花にこめられた祈りーあとがきにかえて」より) |
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著書詳細
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著者名 |
三友 量順 |
書 名 |
玄奘 |
副 題 |
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叢書名 |
Century books 106 人と思想 |
出版社 |
清水書院 |
出版年 |
1994年 |
本のことば漢訳仏典の訳経史上に新時代を画した玄奘三蔵(六〇〇~六六四)の活躍した時代は、隋末からさらに中国文化の爛熟期ともいうべき唐代にかけてであった。インドに起源をもつ仏教が中国の文化や価値観によって再評価され、後代にいちじるしい影響をあたえるのもこの時代である。(略)本書は玄奘三蔵の生涯とその事跡を、仏教文化の流れのなかで、ある時は筆者の見聞した現地の様子を交えながら概観し、わかり易く読者の方々に紹介することをその主旨としている。筆者は中国関係が専門領域ではないが、関心を寄せたものが、読者の方々の懐く興味となることを期待したい。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
蓑輪 顕量 |
書 名 |
日本仏教の教理形成 |
副 題 |
法会における唱導と論議の研究 |
叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2009年 |
本のことば…古代から中世にかけて法会という場が、日本の仏教にとって、とても大きな意味を持っていたのではないだろうか、ということであった。それが日本の仏教の存在形態を決めていると言っても過言ではあるまい。(略)格式の高い、華々しい法会で要求される論議を滞りなくこなすことは、まさしく僧侶の面目を躍如とさせるものであったに違いない。そしてそれを可能にするために、日常に開催された寺内法会の場において論議が行われ、また非公式の場にも談義が行われた。つまり、論議や談義を通じて、僧侶たちは教理の研鑽と他宗教学の習得に励んでいたのである。こうして、いつの間にか仏教を捉える中心的な、言い換えれば基軸となる視座が、論議によって緻密かされていった教理、教学や思想になっていったのではあるまいか。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
蓑輪 顕量 |
書 名 |
中世初期南都戒律復興の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
法蔵館 |
出版年 |
1999年 |
本のことば…筆者は、中世の仏教を考える場合、遁世と表現された人たちが重要な役割をはたしているのではないかと思うに至っている。本書において、この遁世をした僧侶(以後遁世の僧が、門侶手段を形成した場合を「遁世僧」と呼ぶことにする)と、一方に補集合的に浮かび上がってくる「官僧」を視野に含めながら、平安末期から鎌倉期にかけて、南都に興った戒律復興運動を具体的に検討していこう。(「序論」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山口 瑞鳳 |
書 名 |
概説チベット語文語文典 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2002年 |
本のことば著者は先頃チベット語文語文法の構造的解明を試みるための試論としてチベット語の歴史的な用例に基づいて『チベット語文語文法』(1998春秋社)を著した。しかし、その内容はチベット語を学ぶ便宜に備えたものではなかったので、チベット語の文章構造を体系的に分析して明らかにすることはなかった。そこで専門的にチベット語文献を読む人の参考に供することを願って改めて『要訣チベット語文語文典』を著した。ただ、これも初めてチベット語を学ぶ人の便宜に沿うとはいえないので、別にここでみられるように略説した『概説チベット語文語文典』を準備した。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山下 博司 |
書 名 |
ヨーガの思想 |
副 題 |
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叢書名 |
講談社選書メチエ432 |
出版社 |
講談社 |
出版年 |
2009年 |
本のことば筆者は、専門分野の関係から、サンスクリットなど古典語の基礎的トレーニングを受け、インド思想の研究を志してきた。師についてヨーガの実修を行い、海外で各種のヨーガも試み、外国のヨーガ事情にも知見がある。本書は、ヨーガについてのおびただしい情報や実践が巷に氾濫する今日、ヨーガの本質と由来とを探り、その発展の歴史を古代から現代まで俯瞰しようという試みである。ヨーガのほんとうの姿を浮き彫りにし、現代社会におけるヨーガの意義と効用とを再認識してみたい。(「はじめにー氾濫するヨーガ」より) |
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著書詳細
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著者名 |
岡光 信子、山下 博司著 |
書 名 |
インドを知る事典 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
東京堂出版 |
出版年 |
2007年 |
本のことば…インドをよりよく理解するためには、複眼的視野が必須である。過去の姿と現在の姿、宗教の別によるしきたりや習慣の差異、大人と若者の意識の乖離、都会と田舎の格差や暮らしの相違、地域性や風土的条件による食べ物や着るもののバリエーションなど、さまざまな側面からアプローチする必要となる。本書ではどちらかに偏向した一面的記述にならないよう配慮したつもりである。ただし、ご理解いただきたいことがある、一冊に纏めるにはインドは圧倒的に〈多様すぎる〉のである。インドは多くの地域から構成されている。言語的な相違も甚だしい。厳密を期すなら、おそらく地域毎、言語毎に一冊あるいはそれ以上の書物が必要になるに違いない。インドの入門書・案内書は常にこの矛盾を抱えている。本書も例外ではない。本書では、著者たちが長い生活経験と調査経験をもつ南インドにおける諸事実を中心に記述する形をとらざるを得なかった。しかし、その限界内で南インド以外のことがらにもできるかぎり論及し、「多様なインド」を精一杯浮き彫りにしたつもりである。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山下 博司監修、渡辺 一夫文 |
書 名 |
ヒンドゥー教 |
副 題 |
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叢書名 |
国際理解を深める世界の宗教4 |
出版社 |
ポプラ社 |
出版年 |
2005年 |
本のことば…インド人の8割ほどが信じているヒンドゥー教。これこそ、こうしたインドのあり方を象徴する宗教です。多くの神々が信仰されていますが、それらは互いに対立する存在ではなく、それぞれが独自の役割を認められ、個性を保ちながらゆるやかに共存しています。ヒンドゥー教徒は、イエス・キリストやムハンマドを敬うことも拒みません。ヒンドゥー教では、人間は誰でも心に尊いものを秘めていると考えます。自分中心の生き方をすててお互いの立場や主張を認め合う、他人の身になって考える、これがヒンドゥー教の教えの本質だと思います。(「監修のことば」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山下 博司 |
書 名 |
ヒンドゥー教 |
副 題 |
インドという〈謎〉 |
叢書名 |
講談社選書メチエ299 |
出版社 |
講談社 |
出版年 |
2004年 |
本のことば本書はヒンドゥー教にはじめて触れる方や、やや詳しく学びたい方のためのものです。二部からなっており、それぞれ七章から構成されています。第一部は、各章が基本的に独立しており、興味、関心、目的などにあわせ、ご自由に章を選んでお読みいだだける構成にしてあります。第二部はヒンドゥー教の発展の道筋を時間軸に沿って記述してあります。(「はじめに」より) |
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著書詳細
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著者名 |
山下 博司著 |
書 名 |
ヒンドゥー教とインド社会 |
副 題 |
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叢書名 |
世界史リブレット |
出版社 |
山川出版社 |
出版年 |
1997年 |
本のことば「世界最大の民主主義国家・インド」が地球上に生まれて半世紀がたつ。分離主義の台頭などさまざまな紆余曲折をへながらも、インドは依然として一つのままだ。おびただしい言語、多様な民族から成るこの国は、三〇〇〇年にもわたって文化的・社会的に一つの統合体を形成してきた。インドの人々を一つにまとめ上げてきた原理とは、いったい何なのであろうか。ヨーロッパの統合が実現しようとしている今、私たちは、あらためてインドの英知と教訓に学び、共生への道を模索しなければならない。(「カバー見返し」より。) |
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著書詳細
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著者名 |
四津谷 孝道 |
書 名 |
ツォンカパの中観思想 |
副 題 |
ことばによることばの否定 |
叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2006年 |
本のことば中観論者には、他の人々に対して、彼らが抱く実体的な見解を否定することを通して事物の真実の姿を明示することが求められる。しかし、そのためには、彼らが自らの内にある実体的な執着をまず払拭し、究極的には自らも含めてすべての事物が無自性・空であることを理解し、自ら無自性・空になりきっていくことが必要とされる。(中略)ツォンカパ自身も最終的にはそうした境地への到達を企図するのであるが、彼の中観思想(厳密には中観帰謬派の思想)の基底にあるのは、「中観論者には自らの主張がある」という分別あるいはことばを重視する姿勢である。(略)つまり、ツォンカパが捉えている真実への道程とは、分別なりことばなりをただ単純に減じていくのではなく、積極的にことばを重ねていくことによって、誤った理解を正していく」という営みを不断に繰り返していくことを通して、究極的にことばを超えていくということなのである。(「結びにかえて」より) |
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著書詳細
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著者名 |
渡辺 章悟 |
書 名 |
般若心経 |
副 題 |
テクスト・思想・文化 |
叢書名 |
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出版社 |
大法輪閣 |
出版年 |
2009年 |
本のことば確かに巷には本書の解説書が溢れている、それはまるでお作法のようなもので、仏教の初心者から上級者まで、碩学や高僧から、アマチュアから畑違いの人までもこぞって『般若心経』を読み、解説する。この経典を通じて仏教の叢林に入るという意味では、まさにお作法のようである。しかし、ちょっと恥ずかしいような気もするが、私にとって『般若心経』は専門に属すると思っていた。そのため、先学の研究者のものは、気楽にはよめない状況であった。…私は書きながら、苦しみながらも『般若心経』のオタクのように、調べ、考え、練り上げることを十分楽しんでいた。そして、その緊張感が私を鍛え上げた。『般若心経』 は男を磨くのである。そのために、仏教への愛着が更に増したように思う。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
渡辺 章悟 |
書 名 |
金剛般若経の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
山喜房佛書林 |
出版年 |
2009年 |
本のことば金剛経般若経は、初期大乗を代表する経典の一つである。(略)おそらく40点籍ほどある般若経群の中で最もよく知られたものの一つであろう。研究書や論文も山ほどあり、それを前にして感嘆すると同時にため息が出る。しかし、本経がいつ頃、どこで、どのような人[々]によって、どのように作られたのかとなると、皮肉なことにほとんど解明されていない。本論の目的の一つは、この疑問を解明しようとすることにある。(「緒言」より) 本書は金剛般若経に関する形成史的研究とでもいうべき内容を持つ。しかし全体像を描くことはせず、タイトルの智慧と金剛(vajra)の意味、金剛喩定と一刹那の智慧、法滅と大乗の問題などにテーマを絞ってまとめたものである。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
渡辺 章悟 |
書 名 |
大智度論の物語3(訳) |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
2001年 |
本のことば三枝充悳著『大智度論の物語』(一)、(二)が刊行されてから、十数年経って、三枝先生からこの物語の続きをやってみないかとの慫慂をうけた。大智度論研究を学位論文にした先生の後を続けるのは、やや気後れしたが、その当時は般若心経の文献研究に没頭していた頃でもあり、般若経の註釈でもある『大智度論』は、すでにざっと読んではいたので、簡単な気持ちで喜んでお引き受けした。(「まえがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
渡辺 章悟 |
書 名 |
大般若と理趣分のすべて |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
渓水社 |
出版年 |
1995年 |
本のことば…本書は、『大般若経』、正式には『大般若波羅蜜経』と、その一部としての「般若理趣分」に焦点を当て、般若経全体の概観とその信仰の展開の解明を目指すことにした。したがって、まず般若経のアウトラインを把握し、その上で『大般若経』の構造と特色を理解し、さらに「理趣分」の読解にすすむというながれを考えたつもりである。また、単に教理的な分析に終始するのではなく、文学や民俗に生きる信仰の展開をも考慮して、地域や時代を越えて広がった般若経信仰の多様性に触れてあるのも本書の特色の一つである。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元監修・補注、安藤 嘉則、渡辺 研二、羽矢 辰夫、奥田 清明、大西 美保訳 |
書 名 |
ジャータカ全集9 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2008年 |
本のことばパーリ語原典からの完全現代語訳。夜叉の将軍に捕らえられた賢者ヴィドゥラが、少しも恐れることなく法を説き続け、ついには彼らを歓喜させたという物語ほか、8話を収録。(「帯」より) |
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著書詳細
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著者名 |
加藤 純章 |
書 名 |
経量部の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
1989年 |
本のことば『順正理論』にしばしばその主張が引用され破折される上座とは、玄奘三蔵のインドからもたらした伝承によると、経量部の論師シュリーラータであるという。そしてそのことは『倶舎論』の諸注釈書からも確認できる。(略)経量部が實有なる法を認めた点で、確かに瑜伽行派とは異なっている事実は、注意されなければならない。(略)もし本書になにほどか新しいものがあるとすれば、それは(一)経量部は紀元前四世紀の半ばごろに活躍したと思われるシュリーラータによってはじめて用いられた名称であり、これはいわゆる部派名ではなく、「有部の三世實有摂に反対するもの」「道理に合っている者」「かっこうのよい者」という譬喩的意味があり、したがったその後は、「現在有体・過未無体」説を共有する論師たちによって各自の主張に恣意的に冠せられた名称に過ぎないという可能性が強い…。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
木村 清孝監修、ジャン・ボワスリエ著 |
書 名 |
ブッダの生涯 |
副 題 |
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叢書名 |
知の再発見 双書45 |
出版社 |
創元社 |
出版年 |
1995年 |
本のことばジャン・ボワスリエ博士の手になる本書は、敬虔な信仰者たちが纏めあげたであろう南方所伝の仏伝文学の諸文献と、西欧における近代の仏教研究の諸成果に基づき、ブッダの時代とその生涯を、そしてその後の仏教の歴史を、奥野光賢美しく貴重な図版や写真を使いながら流麗な文体で簡潔に描き上げたものである。「菩薩」と称される前世の行動や、奇跡に感じられるようなブッダの行為も、文献に即して紹介されている。本書のブッダ像は、「人間としてのブッダ」のイメージに慣れたわれわれには、少奇異に映るかもしれない。だが、それは同時に、淡々とした筆致であるが、われわれにブッダの偉大性を改めて訴えきあけて(訴えかけて?)もいる。(「日本語版監修者序文」より) |
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士、斉藤 明、丸井 浩、下田 正弘編、木村 清孝、菅野 博史、堀内 伸二、蓑輪 顕量、高橋 審也、金沢 篤、岩松 浅夫、三友 量順、原田覚、田中公明、丸井浩、土田龍太郎、宮元啓一ほか執筆 |
書 名 |
木村清孝博士還暦記念論集 東アジア仏教 |
副 題 |
その成立と展開 |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2002年 |
本のことば木村清孝先生の研究領域は、中国の華厳思想を中心に、幅広く韓国・日本に及ぶ東アジア仏教の全域にわたり、斬新で大きな展望をもったご研究を進めてこられました。また、その指導を受けた学生には、日本人のみならず多数の留学生もおり、国際的な指導者としても信頼を集めてまいりました。このたび、先生の還暦・ご退官にあたり、多年の学恩に対して感謝の微意を著したいと考え、「木村清孝還暦記念会」を発足させて、記念論集『東アジア仏教―その成立と展開』を刊行するはこびとなりました。その内容は、先生の雄大な構想に基づき、東アジア仏教を中心としながらも、あわせて、その源流や周辺に及ぶ インド学仏教学の広範な諸問題にわたるもので、先生の知己ならびに指導を受けた研究者四六名に及ぶ多数の方から玉稿を頂くことができました。(「あとがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
法華とは何か |
副 題 |
『法華遊意』を読む |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
1992年 |
本のことば中国仏教史上、有数の碩学とされ、一生の間に法華経を講義すること、三百余遍と伝えられる嘉承大師吉蔵…。彼の長年の研鑽の成果の精髄を一巻にまとめた著作に、平易な現代語訳、詳細な解説を試みた、最高の法華経解説書。(「帯」より) |
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著書詳細
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著者名 |
日野 紹運、立川 武蔵、三友 健容ほか篇、川﨑 信定、奥住 毅、下田 正弘、田辺 和子、遠藤 康、丸井 浩ほか執筆 |
書 名 |
加藤純章博士還暦記念 アビダルマ仏教とインド思想 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2000年 |
本のことば名古屋大学大学院文学研究科教授・加藤純章先生は、平成十一年六月十九日に還暦をお迎えになりました。(略)先生の研究分野にちなんでアビダルマの特集を企画いたしましたところ、この特集に多数の方々に参加いただくことができました。アビダルマ以外の分野でも多数の方々の参加をいただき、四十篇からなる記念論集を刊行することができました。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元監修・補注、松本 照敬訳 |
書 名 |
ジャータカ全集5 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2008年 |
本のことばパーリ語原典からの完全現代語訳。馬面の女夜叉の子が、人の過去2年間の足跡を知ることができるという母から授かった能力を使い、悪王を倒してついに国王となった物語ほか53話を収録。(「帯」より) |
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著書詳細
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著者名 |
安藤嘉則 |
書 名 |
中世禅宗文献の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
国書刊行会 |
出版年 |
2000年 |
本のことば表題中の「中世」という語は、本書ではかなり限定的な意味で用いている。歴史的な意味での中世であれば、日本禅宗の楚を築いた栄西禅師や道元禅師の時代を含むのであるが、本書では、日本禅宗史の中でも室町後期から近世初期にかけての公案禅、あるいは代語禅などといわれた時代を対象とする。…中世後期の禅宗研究においては、当時の禅林における室内参禅や提唱といった門弟接化、あるいは在家への化導や葬送儀礼など、さまざまな禅僧の活動を前提にして成立した文献群がその研究対象とされるのであり、やはり下語(著語)・偈頌・香語といった表詮形態をもつ漢語資料も含めた中世禅宗文献全体について、今日綜合的に検討すべき時期にきていると考える。その意味で、本書の研究対象は、「禅籍抄物ではなく、表題のごとく、「中世禅宗文献」とした次第である。(「はしがき」より) |
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著書詳細
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著者名 |
佐久間 留理子 |
書 名 |
インド密教の観自在研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
山喜房佛書林 |
出版年 |
2011年 |
本のことば仏教では、あらゆる心の動きを生じさせない滅尽定という瞑想の境地が目指される一方、仏教タントリズム(密教)では、心の動きを活性化させて現前に仏(尊格)の姿を見る瞑想法(成就法)が実践されました。本書は、インドにおいて12世紀頃までに個別に成立した成就法の集成である『サーダナ・マーラー』(バッタチャルヤ校訂本)に説かれた観自在菩薩を中心に、文献学的、図像学的、宗教学的視点から総合的に考察した研究です。 |
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著書詳細
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著者名 |
奈良 康明、下田 正弘 |
書 名 |
仏教出現の背景 |
副 題 |
インドⅠ |
叢書名 |
新アジア仏教史01 |
出版社 |
佼正出版社 |
出版年 |
2010年 |
本のことば仏教を生み育てた古代インドの社会と宗教、文化について、ヒンドゥー教世界の視点はもとより、イスラームとのかかわりも含めた新しい視点から叙述しています。カラー写真などの図版を収録し、ビジュアル的にインドの宗教世界を理解できるのが特色です。なぜ仏教は誕生するに至ったのか。歴史的な根源を深く掘り下げた一冊です。編集委員の奈良康明、下田正弘をはじめとして、連携研究員の保坂俊司氏、水野善文氏も執筆しています。 |
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著書詳細
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著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
ラダック・ザンスカールの仏教壁画 |
副 題 |
西チベット残照 |
叢書名 |
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出版社 |
渡辺出版 |
出版年 |
2011年 |
本のことばチベット本土の中国化が進んでいる昨今、チベットの伝統文化が正統に受け継がれているのはラダック地方である。その中でもザンスカール王国は外部との接触が少ないため、タイムトンネルをくぐってたどり着くような聖地で、伝統的なチベットの色と香りが残る秘境である。それらを外界に伝える意味で、この写真集の価値はきわめて大きい。(中略)さらに私の尊敬するチベット仏画の第一人者である田中公明先生が監修にあたっており、チベット人として安心して世に広められる。(ベル・ギャルボ 桐蔭横浜大学教授・チベット文化研究所所長の推薦の辞より) |
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著書詳細
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著者名 |
奈良 康明 |
書 名 |
自己をわすれる |
副 題 |
生き方としての仏教 |
叢書名 |
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出版社 |
東京書籍 |
出版年 |
2011年 |
本のことば「経典や語録の言葉は仏教の基本をズバリと端的に示している。しかしその下にはそれを説いた仏祖の心の軌跡が横たわっている。人生への疑問、生きることの悩み、修行の辛さや悟ることの喜び、常に不条理なるものとしてある人生の哀しさ、そして苦しむ人々への慈悲心などが根底にある。」(「はじめに」より)と述べる著者の、仏教についての講演集です。現代人にとっての示唆にとんだおすすめの一冊です。 |
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著書詳細
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著者名 |
宮元 啓一 |
書 名 |
インド最古の二大哲人 |
副 題 |
ウッダーラカ・アールニとヤージュニャヴァルキヤ |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2011年 |
本のことば「深遠なるインド哲学」の源流、二大哲人――ウッダーラカ・アールニとヤージュニャヴァルキヤ――の哲学とは、どのようなものか。名のみ高く、実際には知られることのなかった二人の実体を、本邦初、流麗かつ本格的な原典訳で示す、画期的な書です。 第1部 ウッダーラカ・アールニの哲学(有からの世界流出) なんじはそれである 輪廻転生思想の受容 第2部 ヤージュニャヴァルキヤの哲学(自己(アートマン)と輪廻転生 万物を成立せしめる自己(アートマン) 「ではない」「ではない」としかいいようのない自己 妻マイトレーイーとの対話 附論 自己と世界―インド哲学の視点より インド哲学のはじまりがどのようなものであったのかを紹介しています。 |
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著書詳細
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著者名 |
三友 量順 |
書 名 |
仏教文化と社会福祉 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
大法輪閣 |
出版年 |
2011年 |
本のことば 仏典における懺悔の形態と意義生死観か死生観か―普遍思想の視点から―といった仏教研究の論考をはじめとして、マザー・テレサ女史よりのメッセージ/福祉社会における母性的愛情と父性的愛情―仏教文化と福祉の視点から―/仏教福祉と病人看護〔日遠『千代見草』を通して〕といっった仏教福祉についての論考、ネパール仏教徒の祭りと儀礼/ネパールの古都パタン滞在報告/中国、天台山・普陀山への訪問/敦煌・ウルムチ・カシュガルへ(仏教文化の旅から)/という報告篇の三部からなる、筆者の自選論文集です。 現代的な福祉の問題に仏教がどう関わるかを説いており、現代人にとって有用な示唆に満ちた著作です。
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著書詳細
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著者名 |
宮井 里佳 |
書 名 |
金蔵論 本文と研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
臨川書店 |
出版年 |
2011年 |
本のことば平成23年度 新村出賞受賞!『今昔物語』の出典として知られ、かねて国文学研究者から注目されてきた『金蔵論』についての、気鋭の研究書です。『金蔵論』は中国北朝末期に道紀という人物によって編まれ、『賢愚経』『撰集百縁経』といった譬喩経典等からさまざまな記事を抄出して類聚しています。本書はこれらの新出本文を含め、現時点で参照可能な『金蔵論』本文を提供し、それに基づいて『金蔵論』とその受容に関する基礎的な考察をした重要な研究です。 |
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著書詳細
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著者名 |
安藤 嘉則 |
書 名 |
中世禅宗における公案禅の研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
国書刊行会 |
出版年 |
2011年 |
本のことば近世の禅宗が否定し淘汰し去った中世禅宗の豊かな公案の世界を綿密な資料調査から浮かび上がらせた画期的研究です。碧厳密参録、幻住派密参録の翻刻を収録するなど、資料としても大変充実しています。目次は以下のとおりです。【第一部 中世禅宗の密参録文献の研究/ 第二章 妙心寺派の密参録文献について/ 第二部 中世禅宗の語録抄文献の研究/ 第三部 中世後期臨済宗における入室・陞座の研究/ 第四部 中世禅宗の公案禅に関する新出資料の研究 /第五部 中世禅宗の公案禅資料】 |
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著書詳細
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著者名 |
奈良 康明、下田 正弘、渡辺 章悟、津田 眞一 |
書 名 |
仏教の形成と展開 |
副 題 |
インドII |
叢書名 |
新アジア仏教史02 |
出版社 |
佼成出版社 |
出版年 |
2010年 |
本のことばインド仏教について経典などの文献資料を根拠としながら、1原始仏教の時代、2部派仏教の成立まで、3大乗仏教の成立、4密教の成立という四区分法にしたがって見ていきます。教団形成からその後の分派・展開まで詳しく解説しています。また、13世紀初頭のインドでほとんど姿を消した仏教が、近代になって再受容されていく過程を探ります。【第1章】 近代仏教学の形成と展開 【第2章】 原始仏教の世界 【第3章】 仏教教団の展開 【第4章】 大乗教団のなぞ 【第5章】 密教の出現と展開 【第6章】 造形と仏教 【第7章】 近代から現代へ という構成です。写真豊富で、興味深いコラムのついた、読み応えのある概説書です。東方連携研究員の下田正弘氏、渡辺章悟氏の論文ほか、東方学院講師津田眞一氏がコラムに執筆しています。 |
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著書詳細
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著者名 |
田上 太秀 |
書 名 |
仏典のことば |
副 題 |
さとりへの十二講 |
叢書名 |
講談社学術文庫 |
出版社 |
講談社 |
出版年 |
2010年 |
本のことば東方学院講師の田上太秀先生の近著です。 人はなぜ迷い、悩むのか。苦しみは自分の感覚器官が生み出す欲望に執着することで起こる。万物が流転する世間では、すべてが互いにつながりをもち、支え、対立し、そして助けあって存在している。そこに「私のもの」など何もない――。仏教の基本教理を表す12のことばを通して、無限の広がりを持つ釈尊の教えを平易に説く、現代人必読の仏教入門書です。 |
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著書詳細
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著者名 |
沖本 克己、菅野 博史、木村 清孝、丘山 新、堀内 伸二 |
書 名 |
仏教の東伝と受容 |
副 題 |
中国Ⅰ 南北朝 |
叢書名 |
新アジア仏教史 |
出版社 |
佼正出版社 |
出版年 |
2010年 |
本のことば本書は、中華文明圏への仏教伝来から漢訳事業、三教論争の流れを見つつ、中国初期仏教の様相を明らかにしています。本シリーズ中国編の幕開けの1冊。ユーラシア大陸の交易路を盛んに往来した人びとの熱気がひしひしと伝わってきます。インド伝来の思想が徐々に中国的に変容してゆく様子や、仏教にまつわる数々の国家的大事件も詳しく解説。第1章では中国仏教のプロフィールとも言うべき“通史”を掲載。初歩から中国仏教を知りたい方にオススメです。
東方学院関西教室講師の沖本克己氏、連携研究員の木村清孝氏、菅野博史氏が執筆なさっています。また、東方学院東京教室講師の丘山新氏、堀内伸二氏のコラムも掲載されています。 |
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著書詳細
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著者名 |
前田 專學 |
書 名 |
相応部経典1 |
副 題 |
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叢書名 |
原始仏典II |
出版社 |
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出版年 |
2011年 |
本のことば故中村元先生が企画された、原始仏典Ⅱ『相応部経典(サンユッタ・ニカーヤ)』全六巻の刊行が始まりました。現存最古の仏教経典であるパーリ経藏の中で『サンユッタ・ニカーヤ』は『スッタ・ニパータ』とならび『原始仏典』中最も古く、紀元前3世紀以前に成立したものと推定されています。今回の翻訳は、現代日本語への全訳であり、最新の情報も加味した誰もが易しく安心して読めるものとなっています。 本巻には、中村先生翻訳の、「神々についての集成(諸天相応)」「悪魔についての集成(悪魔相応)」「尼僧に関する集成(比丘尼相応)」「ヴァンギーサ長老についての集成(婆耆沙長老相応)」「サッカに関する集成(帝釈相応)」などが収録されています。重要な教義、面白い譬喩が沢山含まれており、原典の正確な理解を求める研究者にとっても、ブッダ時代に近い教説に触れることを願う一般読者にもお勧めの文献です。
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
法華文句(Ⅳ) |
副 題 |
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叢書名 |
レグルス文庫 |
出版社 |
第三文明社 |
出版年 |
2011年 |
本のことば『法華文句』は天台三大部の一つとされる『法華経』の経文の註釈書ですが、本書は、初心者にも意味が辿れるよう、読みやすい訓読訳と詳しい語注を付してあります。本書はレグルス文庫のシリーズとして出されている『法華文句』全四巻の完結編にあたります。『法華経』の核心ともいえる「如来寿量品」をはじめ、「見宝塔品」から「普賢菩薩勧発品」までを収録しています。 |
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士、水上 文義、 |
書 名 |
民衆仏教の定着 |
副 題 |
日本Ⅲ |
叢書名 |
新アジア仏教史 |
出版社 |
佼正出版社 |
出版年 |
2010年 |
本のことば日本仏教史のなかで、近世の仏教に関する「堕落論」は長年にわたって超え難い大きな壁でしたが、近年の研究によりそれは乗り越えられつつあります。本書では、仏教史上における近世が「民衆仏教の定着」という面からみると大変重要であったということを、キリシタンや寺檀制度の新たな姿、民衆のなかに根づいた流行神などからの多様にアプローチしています。その「民衆化した仏教」の生き生きとした仏教世界を探る一書です。 本書には、東方学院講師の水上文義氏、研究員の西村玲氏が執筆しています。 |
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著書詳細
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著者名 |
勝本 華蓮 |
書 名 |
尼さんはつらいよ |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
新潮新書 |
出版年 |
2012年 |
本のことばパーリ語原典の研究がご専門の気鋭の仏教学徒(東方学院講師)が、自己の尼僧時代の経験について書き綴った作品です。 高潔そうなイメージのある尼僧たちについて、リアルはこうですよとその実体を描き出しているのが本書の特色といってよいでしょう。しかも、要所要所に著者の仏教に関する豊かな教理的・歴史的知見による補足説明がなされています。尼僧というマイナーな存在たちの文化的素晴らしさを称える気持ちと、尼僧に対して単純にあこがれる気持ちと持ってしまう人々に注意を促す気持ちの錯綜する一書といえます。本書は、尼僧志願の「仏女」の方にとって参考になるのはもちろんのこと、日本の現代仏教を、周辺的な視点から考え直すための書として大変意義深い読みものになっています。 |
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著書詳細
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著者名 |
木村 清孝 |
書 名 |
『華厳五教章』・『金師子章』・『法界玄鏡』 |
副 題 |
中国撰述部第一冊(華厳部)① |
叢書名 |
新国訳大蔵経 |
出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2011年 |
本のことば本書は華厳教学の最もポピュラーな綱要書『華厳五教章』、第三祖・法蔵が則天武后のために「金獅子像」の譬喩を用いて教理を平易に説いた講義録と伝えられる短篇『金師子章』、初祖・杜順の著作と伝えられる華厳観門(実践論)の最重要典籍『法界観門』を第四祖・澄観が詳細に註釈し、「事事無礙」という究極の世界のあり方を説いた『法界玄鏡』の3典籍の全訳註・解題を収録しています。華厳教学の世界に興味のある方には最適の一冊です。 |
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著書詳細
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著者名 |
加藤 みち子 |
書 名 |
「かみ」は出会って発展する |
副 題 |
神道ではない日本の「かみ」史・古代中世編 |
叢書名 |
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出版社 |
北樹出版 |
出版年 |
2011年 |
本のことば本書がどんな本であるかということを一言でいうならば、日本の「かみ」についての概説書ということになります。しかし、本書は、ちまたにあふれている単なる神道入門書とは大きく異なっています。「神道」「神仏習合」「伊勢神道」といった既存の概念をあえて使わず、「かみ」が、古代から中世までの「かみ」をめぐる言説や思惟に出会って、どのように変容発展していったかを解説するという、斬新な視点を立てているのです。筆者によれば、これは「新しい歴史記述論の試み」ということになります。日本の「かみ」とは何か、日本の「かみ」への「まつり」が、どのようにいわゆる「神道」になったり、仏教とかかわったりしていくのかという全体の流れがわかるように書かれています。ですから、本書は、日本の「かみ」といわゆる「神道」の関わりの全体像をつかみたい読者、日本文化や日本の宗教史に興味のある読者にぜひとも読んでもらいたい一冊です。
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著書詳細
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著者名 |
常磐井 慈裕 |
書 名 |
祖師親鸞讃嘆 |
副 題 |
報恩講式と嘆徳文 |
叢書名 |
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出版社 |
山喜房仏書林 |
出版年 |
2012年 |
本のことば本書は、浄土真宗高田派において特に重視されてきた『報恩講式』と『嘆徳文』の懇切な解説・現代語訳と、史料的価値をめぐる論考より成る著作です。『報恩講式』と『嘆徳文』は、本願寺第三世覚如上人とその長子存覚上人が、それぞれ祖師親鸞上人の恩徳を讚嘆するために作られたものであり、これらの著作の意図を丁寧に読みとく本書は、浄土真宗および親鸞の思想に関心のある人々にとって大変有意義なものとなっています。また、存覚の『正統伝』『正明伝』に注目した一章では、親鸞の歴史的実像にあらたな光を与える考察が行われており、親鸞研究においても重要な価値を持つ一書です。 |
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著書詳細
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著者名 |
菅野 博史 |
書 名 |
南北朝・隋代の中国仏教思想研究 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2012年 |
本のことば本書は、中国仏教の初期から隋の三大法師(地論宗の浄影寺慧遠、天台宗の智顗、三論宗の嘉祥大師吉蔵)までの「法華経」・「維摩経」・「涅槃経」の注釈に関する論考を中心とする27編をまとめたものです。著者の菅野博史氏(東方研究会連携研究員)は、天台智顗を中心とする法華経注釈書の研究を多数ものされていますが、本書は、南北朝~隋代の中国仏教の動向を緻密な研究で押さえることによって、智顗の位置づけを浮き彫りにする、大変重要な著作といえます。中国仏教に興味のある方、天台宗や、大乗経典の註釈に興味のある研究者諸氏にも読み応えのある研究書となっています。 |
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著書詳細
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著者名 |
高崎直道監修、下田 正弘編、末木 文美士編・執筆、桂紹隆編、斉藤明編、勝本 華蓮執筆 |
書 名 |
大乗仏教の実践 |
副 題 |
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叢書名 |
シリーズ大乗仏教 |
出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2012年 |
本のことば本巻は、戒律や禅定などの大乗仏教の実践思想が、実際の歴史的な場においてどのように信仰され、実践されてきたかという観点から、大乗仏教の実践思想としての本質に迫るものであり、大変充実した内容になっています。部派仏教と大乗仏教との連続面をクローズアップするという最新の研究成果が反映されており、大乗仏教の成立と展開に興味をもつ人々にとって、必読の書となっています。東方連携研究員の末木文美士氏が総論を、東方学院講師の勝本華蓮先生が菩薩信仰について執筆しています。 〈目次〉 第1章 大乗仏教の実践(末木文美士) 第2章 戒律と教団(李慈郎) 第3章 信仰と儀式(袴谷憲昭) 第4章 大乗仏教の禅定実践(山部能宣) 第5章 仏塔から仏像へ(島田明) 第6章 菩薩と菩薩信仰(勝本華蓮) 第7章 大乗戒—インドから中国へ(船山徹) 第8章 中国禅思想の展開—「平常無事」と「悟」(土屋太祐)
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著書詳細
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著者名 |
高崎 直道(監修)、桂 紹隆 、斎藤 明、下田 正弘、末木 文美士編 |
書 名 |
大乗仏教の誕生 |
副 題 |
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叢書名 |
シリーズ大乗仏教 |
出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2011年 |
本のことばシリーズ大乗仏教は、最新の研究成果に基づき、気鋭の執筆陣によって編集された全十巻の新シリーズです。2011年6月に第一巻が刊行され、続刊が続々と刊行中です。 本巻は、大乗仏教・大乗経典の成立背景をたどりつつ、アビダルマ仏教やヒンドゥー教、上座部仏教などとの比較を通じて、大乗仏教の思想的特質を浮き彫りにするという大乗の成立をめぐる多角的論考が収録されており、読み応えがあります。 第1章 大乗仏教の成立(斎藤明) 第2章 経典を創出する(下田正弘) 第3章 大乗仏典における法滅と授記の役割(渡辺章悟) 第4章 変容するブッダ(平岡聡) 第5章 上座部仏教と大乗仏教(馬場紀寿) 第6章 アビダルマ仏教と大乗仏教(本庄良文) 第7章 ヒンドゥー教と大乗仏教(赤松明彦) 第8章中世初期における仏教思想の再形成(吉水清孝)
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著書詳細
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著者名 |
服部 育郎 |
書 名 |
インド仏教人物列伝 |
副 題 |
ブッダと弟子の物語 |
叢書名 |
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出版社 |
大法輪閣 |
出版年 |
2012年 |
本のことば最初に尼僧になった女性マハーパジャーパティー、釈尊に帰依した国王ビンビサーラ王、理想の在家信者チッタなど40人の仏弟子たちの感動的なエピソードを集めた物語集です。 東方学院講師の服部育郎先生により、人生とは何か考え、家庭での人間関係に悩み、最愛の子供を失って悲しむ、という現代人と同じ苦しみを持つ人々が、釈尊に出会い生き方の転換をなしとげる姿が描き出されます。 仏教に素朴な興味を持たれる方、釈尊のお弟子や身近な人々について知りたい方、さらに、日頃は仏教学の研究に打ち込んでいる方々にも、ぜひお手元に置いて読み味わって頂きたい一書です。
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
哲学の現場 |
副 題 |
日本で考えるということ |
叢書名 |
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出版社 |
トランスビュー |
出版年 |
2012年 |
本のことば日本仏教研究者として知られる著者が「本書を書くためにこれまでの僕のすべての研究生活があり、もっと強く言えば、本書のために僕はこれまで生かされてきたと言ってもよい。」 とまで言う力作です。「第1章 哲学は日本にはじまる?」は、そもそも哲学という概念そのものが西洋由来だという常識への挑戦です。純粋経験、場所、倫理、言語、他者と死者、自然科学と哲学、差別、正義、伝統と近代、など、いわゆる「哲学」の領域を縦横無尽に読み解きながら、最後に「日常生活」へと回帰する著者の視点は、仏教研究における著者の視点と共通するものがあります。哲学に興味がある人、末木氏に興味がある人に限らず、「考える」ことに真摯なあなたに、おすすめの一冊です。
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著書詳細
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著者名 |
羽矢 辰夫 |
書 名 |
ゴータマ・ブッダのメッセージ |
副 題 |
『スッタニパータ』私抄 |
叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2011年 |
本のことば苦しみを滅して安らぎを得る―ゴータマ・ブッダは、こころの成長を経て、この究極の目的を実現しました。『スッタニパータ』には、ゴータマ・ブッダのたどった道筋が素朴な表現で断片的に示されています。本書は現代の人々がゴータマ・ブッダの目覚めを指針(=メッセージ)として成長していけるように、それらの記述のあいだに橋を架ける試みです。 序 章 第一章 『スッタニパータ』 第二章 欲望 第三章 わたし、わたしのもの 第四章 行為 第五章 ゴータマ・ブッダの生涯 第六章 戒律・瞑想・智慧 第七章 ばらばらコスモロジーからつながりコスモロジーへ 終 章
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著書詳細
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著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
図説チベット密教 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2012年 |
本のことば刊行以来、好評の『チベット密教』を増補改訂したものです。図版を大幅に増やしレイアウトも一新。最新研究成果とビジュアル面の充実した決定版になっています。「前著『チベット密教』は、チベット密教の現状を記述するだけでなく、わが国との相違点や歴史的展開などを含めた、総合的で科学的なマニュアルを目指した。このような観点で書かれたチベット密教のマニュアルは、わが国だけでなく世界でも初めてといってよかった。 しかし、版を改めるたびに改訂を重ねてきたとはいえ、初版以後20年弱が経過し、「各宗派の現況」は全面的に改訂する必要が出てきた。さらに近年の世界におけるチベット仏教研究の進展にはめざましいものがあり、それに合わせて、いくつかの章節を追加・補足し、図版も大幅に増やして、レイアウトも一新した新版を出すことにした。」(「序章」より)
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著書詳細
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著者名 |
加藤 みち子 |
書 名 |
絵から読み解く日本仏教 |
副 題 |
日本仏教概論 |
叢書名 |
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出版社 |
山喜房佛書林 |
出版年 |
2012年 |
本のことば本書は、われわれ日本人の仏教を、絵や図を用い、しかも中国仏教と比較するというスケールの大きいヴィジョンから読み解くという、全く前例の無い日本仏教概論です。全体は二部で構成されます。第一部:理論への旅―理論編では、天台本覚論と密教の影響を仏教の日本化のキーワードとし、従来の日本仏教通史ではあまり注目されてこなかった融通念仏や熊野修験などを取り上げた斬新な日本仏教概論に仕立てられています。そして第二部:絵への旅―応用編では、かねてより文学や美術の領域から“絵解き”の絵画として注目されてきた「温泉寺縁起絵」「熊野観心十界曼荼羅」のほか、禅の「十牛図」、融通念仏宗の「十一尊天得如來」、天台の「観心十法界図」を取り上げ、その図像の意味のみならず、背後にある仏教思想的意義を鮮やかに読み解いています。特に興味深いのは、単に図像の解説をするのではなく、第一部のテーマである中国仏教の日本化という問題を、図像の変容に即して具体的に説明していることでしょう。そして応用編の図像の思想分析に対応するように、理論編は構築されているのです。ですから、実は第一部第一章から読み始めるのは、初学者には少し骨かもしれません。筆者の薦めに従って、絵から読み解く応用編の、しかも第二章から読み始めると、初学者でも本書のおもしろさが味わいやすいでしょう。本書は、こうした仕掛けを施しつつ、美術史・思想史上の最新の研究成果をも満載したお勧めの一冊です。日本仏教に興味を持ったばかりの方から、仏教専門研究者の方まで広く読んで頂きたいものです。 |
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著書詳細
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著者名 |
宮元 啓一 |
書 名 |
仏教誕生 |
副 題 |
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叢書名 |
講談社学術文庫 |
出版社 |
講談社 |
出版年 |
2012年 |
本のことば釈尊が説かれたものは「慈悲」と「救済」だったのかということを、仏教生成の場面に光を当てて探求する本です。古代インドに生まれ、今もアジアの人々の暮らしに根づく仏教ですが、インドの宗教的・思想的土壌にあって他派の思想との対立と融合を経るなかで、どんな革新性をもって仏教は生まれたのでしょうか。その生成の場面に光を当て、比較思想研究の手法によって「経験論とニヒリズムに裏打ちされたプラグマティスト」釈尊の思想の本質に迫る。インド思想史研究の意欲作です。 第一章 仏教前夜 第二章 釈尊の生涯 第三章 最初期の仏教の考え方
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著書詳細
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著者名 |
末木 文美士 |
書 名 |
日本仏教の可能性 |
副 題 |
現代思想としての冒険 |
叢書名 |
新潮文庫 |
出版社 |
新潮社 |
出版年 |
2011年 |
本のことば葬式仏教、靖国問題、禅――現代の視点から私たちの生を見つめなおす、名著『日本仏教史』のその後。仏教学の泰斗による、スリリングな特別講義。 ハイテク化が進む中で、日常が複雑になっている。体温がなくなった世の中で、人々は健全に生きることが難しく、心の置き場を見つけることができない。かつて生活とともにあった仏教は、いま、私たちにどのように関わり、道を示すことができるのだろうか。葬式、禅、死者──。生活に根付く仏教的なキーワードを取り上げ、新時代における意義と可能性を探るスリリングな連続講義。
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著書詳細
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著者名 |
渡辺 章悟 |
書 名 |
『絵解き般若心経—般若心経の文化的研究』 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
ノンブル社 |
出版年 |
2012年 |
本のことば |
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著書詳細
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著者名 |
森 祖道 |
書 名 |
スリランカの大乗仏教 |
副 題 |
ー文献・碑文・美術による解明ー |
叢書名 |
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出版社 |
大蔵出版 |
出版年 |
2015年 |
本のことば上座部仏教国スリランカには、かつて大乗仏教が栄えていた。 今は忘れ去られた、彼の国の大乗仏教・密教の足跡を、サンスクリット・パーリ・シンハラ語諸文献はもとより、碑文銘文・美術彫刻など考古学資料をも駆使して、その全貌を丹念に浮き彫りにした画期的総合研究。 |
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著書詳細
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著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
仏教図像学 |
副 題 |
インドに仏教美術の起源を探る |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2015年 |
本のことば仏像や仏画の象徴的意味を読みとる仏教図像学のわが国初の入門書。仏・菩薩・天部・女尊等から曼荼羅まで仏教美術を総合的に解説。
ガンダーラやマトゥラーの仏像から、釈迦や阿弥陀の三尊像、弥勒・観音等の菩薩像、天部や忿怒尊、女尊、さらに日本の両界曼荼羅と別尊曼荼羅まで、アジア全域を視野に入れて、仏教美術を総合的に解説する。図版総数170点。
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著書詳細
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著者名 |
佐久間 留理子 |
書 名 |
観音菩薩 |
副 題 |
変幻自在な姿をとる救済者 |
叢書名 |
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出版社 |
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出版年 |
2015年 |
本のことば主要な変化観音を総合的に解説。 人気の高い十一面観音や千手観音など十種の変化観音を取り上げ、そのルーツから観音経典、観音像の図像的特徴まで徹底解説。
多くの顔や腕もつ「密教的観音」(変化観音)のルーツをインドの観音経典や信仰に探るとともに、インド・ネパール・チベット・中国・日本における観音像の図像学的特徴、実践儀礼、説話、霊験譚なども紹介する。 また、120点の図版は「観音図典」としても役立つ。主要な変化観音を総合的に解説。
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著書詳細
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著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
チベット仏教絵画集成 |
副 題 |
タンカの芸術 |
叢書名 |
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出版社 |
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出版年 |
2015年 |
本のことば韓国ハンビッツ文化財団の所蔵するタンカ(軸装のチベット仏教絵画)300余点の中から特に優れた作品、及び歴史的・図像学的に貴重な作品を厳選し、すべてカラーで複製。それぞれに和文および英文の解説を付す。広範なコレクションを主題別に分類した、この分野初の専門的図録。最終配本 第7巻。 |
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著書詳細
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著者名 |
吉村 均 |
書 名 |
現代仏教塾Ⅰ |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
幻冬舎 |
出版年 |
2015年 |
本のことば近代思想が支配的になることで失われつつある仏教本来の教え。いまこそ必要とされる、時代に合った新しい仏教の創造に迫る。 |
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著書詳細
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著者名 |
王森著、田中公明監訳、三好祥子翻訳 |
書 名 |
チベット仏教発展史略 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
科学出版社東京 |
出版年 |
2016年 |
本のことばチベット研究第一人者の手による、チベット仏教史解説の決定版! 吐蕃末期からサキャ政権成立まで、400年に及ぶ分裂期を中心に、チベット族に関する鋭い分析を交えながらチベット仏教の発展史を系統立てて解説。また、きわめて独創的な「チベット十三万個」に関する論考や、チベット仏教最大修派ゲルク派の始祖ツォンカパ研究の代表的論文『ツォンカパ伝論』『ツォンカパ年譜』も収載。チベット学を志すものにとっての必携書である。 |
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著書詳細
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著者名 |
田辺 和子、清水洋平 |
書 名 |
アユタヤ一期後期作製ワット・フアクラブ一寺院所蔵の絵付折本紙写本 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
世界聖典刊協会 |
出版年 |
2016年 |
本のことばアユタヤやタイで作製された、サムット・コーイと呼ばれる葬儀や結婚式にも用いられた読誦本の写本全体の写真と、写本の中の全経文の解読、和訳、及び関連の諸資料や論文等を併せて納める希少な書。 |
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著書詳細
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著者名 |
来馬 正行 |
書 名 |
そうじで清める心と暮らし |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
マガジンハウス |
出版年 |
2016年 |
本のことば表だけでなく、むしろ裏をきれいにするつもりで。雑巾はかたくしぼって二枚重ねか二つ折りに。ほうきは穂先を使ってサッサッと掃き上げる。台所は片付けをしながら料理、汚れ物はすぐ洗う。。。こころが晴れ晴れするそうじ法。
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著書詳細
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著者名 |
森 和也 |
書 名 |
神道・儒教・仏教 |
副 題 |
―江戸思想史のなかの三教 |
叢書名 |
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出版社 |
ちくま新書 |
出版年 |
2018年 |
本のことば |
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著書詳細
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著者名 |
ケネス 田中 |
書 名 |
アメリカ仏教 |
副 題 |
仏教も変わる、アメリカも変わる |
叢書名 |
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出版社 |
武蔵野大学出版会 |
出版年 |
2010年 |
本のことば |
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著書詳細
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著者名 |
田中 公明 |
書 名 |
仏教図像学 |
副 題 |
インドに仏教美術の起源を探る |
叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2015年 |
本のことば |
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著書詳細
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著者名 |
立川 武蔵 |
書 名 |
アジアの仏教と神々 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
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出版年 |
2012年 |
本のことば土着の神を吸収し、死者儀礼に関わり、豊饒な世界を築いたアジアの仏教。仏教学、人類学、歴史学の研究者21名が、仏と神の関わりから「生きた仏教」の姿を浮き彫りにする。 |
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著書詳細
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著者名 |
横山 紘一 |
書 名 |
唯識の思想 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
講談社学術文庫 |
出版年 |
2016年 |
本のことば科学・哲学・宗教の三面をあわせもつ普遍的な仏教思想、唯識。「すべては心の中の出来事にすぎない」とする、この大乗仏教の根本思想は、八種の識が世界を生み出し、心に生じる感情や思考は表層に現れると説く。不可思議にして深淵な心の構造を深層から観察・分析し、その秘密を解く唯識思想とは何か。この古くて新しい思想を解説する最良の唯識入門。 |
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著書詳細
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著者名 |
今西 順吉 |
書 名 |
『心』の秘密 漱石の挫折と再生 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
トランスビュー |
出版年 |
2010年 |
本のことばKは、そして先生は、なぜ自殺したのか。明治の精神に殉死するとはどういうことなのか。誤読の厚いヴェールを剥がし、漱石思想の転換点となった稀有の名作を縦横精緻に読み解く。自己本位から則天去私への道筋を鮮やかに照らし、漱石最晩年の境地を炙り出す。 |
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著書詳細
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著者名 |
吉村 均 |
書 名 |
空海に学ぶ仏教入門 |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
筑摩書房 |
出版年 |
2017年 |
本のことば空海の教えにこそ、伝統仏教の教義の核心が凝縮されている。弘法大師が説く、苦しみから解放される心のあり方「十住心」に、真の仏教の教えを学ぶ画期的入門書。 |
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著書詳細
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著者名 |
今西 順吉校註 |
書 名 |
草枕・二百十日・野分 (定本 漱石全集 第3巻) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
岩波書店 |
出版年 |
2017年 |
本のことばのどやかで「非人情」な自然の美を追求した俳句的小説『草枕』。富や権力を牛耳る「文明のももんがあ」たちに憤りつつも、どこか愉快なおもむきの阿蘇登山を舞台とした『二百十日』。文学を志すも「一人坊っち」の孤立感にさいなまれる青年を軸に、近代人の孤独と情熱をえがく『野分』。瑞々しくも野心的な三作。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元、前田 專學監修 |
書 名 |
ブッダの生涯 (岩波現代文庫 〈仏典をよむ〉) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
岩波書店 |
出版年 |
2017年 |
本のことば原始仏典から日本人にもなじみの深い大乗仏典まで、仏教学の泰斗がその内容を講義形式でわかりやすくよみ解く「お経」入門シリーズの第一弾。本書では、ブッダの誕生から悪魔の誘惑との闘い、最後の説法まで、ブッダの生涯に即して語り伝えられている最初期の仏典をよむ。ブッダのことばに最も近いと言われる、その力強く智慧に満ちたことばは、現代人に「生きる心がまえ」を教えてくれる。NHKラジオで大好評を博した中村元博士の名講義が、ついに文庫化。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元 (監修)、前田 專學(編集), 浪花 宣明 (翻訳) |
書 名 |
増支部経典 第一巻 (原始仏典III) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2016年 |
本のことば『パーリ語三蔵』の「経蔵」に収められている原始仏教経典、『長部経典』『中部経典』『相応部経典』につづく『増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)』の現代語訳。本巻は第一集(全21章)、第二集(全17章)を収録。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元 (監修)、前田 專學前田 專學 (編集), 浪花 宣明 (翻訳) |
書 名 |
増支部経典 第二巻 (原始仏典III) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
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出版年 |
2017年 |
本のことば『パーリ語三蔵』の「経蔵」に収められている原始仏教経典、『長部経典』『中部経典』『相応部経典』につづく『増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)』の現代語訳。本巻は第三集(全16章)を収録。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元 (監修)、前田 專學(編集), 勝本 華蓮(翻訳) |
書 名 |
増支部経典 第三巻 (原始仏典III) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
春秋社 |
出版年 |
2017年 |
本のことば『パーリ語三蔵』の「経蔵」に収められている原始仏教経典、『長部経典』『中部経典』『相応部経典』につづく『増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)』の現代語訳。本巻は第四集(全27章)を収録。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元 (監修), 、前田 專學(編集), 服部 育郎 (翻訳), 松村 淳子 (翻訳) |
書 名 |
増支部経典 第四巻 (原始仏典III) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
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出版年 |
2018年 |
本のことば『パーリ語三蔵』の「経蔵」に収められている原始仏教経典、『長部経典』『中部経典』『相応部経典』につづく『増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)』の現代語訳。本巻は第五集(全26章)を収録。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元 、前田 專學監修 |
書 名 |
大乗の教え(上) (岩波現代文庫〈仏典をよむ 3〉) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
岩波書店 |
出版年 |
2018年 |
本のことば仏教が発展・興隆する中で、「一切衆生」の救済を説く大乗仏教が生まれる。それは日本にも伝来し、日本人の精神形成の基となってきた。〈お経入門〉シリーズ第三巻の本書では、『般若心経』『金剛般若経』『維摩経』『勝鬘経』『法華経』『観音経』など、日本仏教の骨格を形成したともいえる初期の重要な経典をわかりやすく解説する。 |
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著書詳細
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著者名 |
中村 元、前田 專學監修 |
書 名 |
大乗の教え(下) (岩波現代文庫〈仏典をよむ 4〉) |
副 題 |
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叢書名 |
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出版社 |
岩波書店 |
出版年 |
2018年 |
本のことば日本仏教で最も多くの信徒を持つ浄土教の根本経典、『阿弥陀経』『大無量寿経』『観無量寿経』のいわゆる浄土三部経、華厳宗のもととなった『華厳経』、禅宗に多大な影響を与えた『楞伽経』、護国経典として名高い『金光明経』などを取り上げて解説。代表的な仏典を講義形式で読み解く、最もわかりやすい〈お経入門〉シリーズ、ここに完結! |
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